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NYの文庫本事情:アジア系女性作家が今アツい!

アメリカではまだまだ白人作家が主流な中、だんだんアジア人作家も注目されつつあります。そこで私は、アジア人作家の著書を選んで読むようにしています。

「アジア」と一口に言っても、中華系、日系、韓国系、インド系などバックグラウンドの違いでストーリーの背景も変わってくるので、ニューヨークに来てアジアの多種多様な文化について学ぶ機会が増えました。
全体的に思うのは、アジアの文化は「家族と恥の文化」という一面が強いというところ。

  • ある程度の年齢を過ぎたら、結婚しないと家族にとって恥になる。

  • 名門大学を出ないと、家族の期待を裏切ることになり、家族に恥をかかせることになる。

  • 身なりはきちんとしないと、周りから見て恥ずかしい。

  • すっぴんで出歩くのは、恥ずかしい。

興味深いのは、語られる多くの「恥」が他人軸だということ。
アメリカは個人主義で、「自分がしたいことを、自由に行う権利」が日々唱われる文化なので、そのコントラストが非常に興味深いと感じる日々です。

きっと、アジア系移民の人たちは、この文化の差にに葛藤しながら、日々もがいて生きてきたのかもしれない。

そんなことを考えながら、読み進めています。

最近読んだ中でも特に面白かったのは、下記の3冊。
日本語版も売り出されているようなので、オススメです。


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