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シビックテックと社会教育とDXと

こんにちは、白澤美幸と申します。私は地域の課題をITで解決するシビックテックという活動をしています。Code for NAGAREYAMAの代表をしていて、千葉ではCivic Tech Zen Chibaというアライアンスの代表をしていて千葉県のDX推進に関わるアドバイザリー会議にも出席させてもらっています。

ちなみにこの投稿は、シビックテックアドベントカレンダーにも参加しています。他の投稿も是非みてみてください^^

シビックテックと社会教育とDXとをなぜタイトルにしたか

簡単に自己紹介をさせていただくと、既出の通りシビックテックの活動をしていて行政改革やDX推進の方々と業務改善の話しや、DX推進の話しをさせてもらっています。
普段は業務改善や経営計画などの仕事をしたり、地域の社会教育団体の事業支援をしたり、あとは母校で校友会の会長していたりします。
そんな白澤は2021年度、社会教育主事講座というのを受講して、社会教育漬けの夏休みを過ごしました。
講座をうけると社会教育士になれます。(社会教育士については文科省さんがnoteを書いてましたので、ご参照ください。)

そんなわけで、今年一年を振り返るとシビックテックと社会教育とDXな一年だったのですが、

なんだそれわかりにくい

と言われます。
自分でも自覚しているので今回は、「この3つのキーワード結構近いし同じこといってるよ」という話しを記事にしたいなと思います。

シビックテックとは

この記事を読んでいる方はシビックテックをよく知っている人が多いと思うのですが、改めてお伝えするとシビックテックとはシビックテック=シビック(市民)+テック(テクノロジー)の造語で市民自身がテクノロジーを活用して地域課題等を解決する取り組みを指します。
活動の中で新しい技術に触れることができたり課題抽出をする機会があったりするので活動自体が学びの機会提供になっていたりもします。(今年茨城主催の第7回大会関東近県生涯学習・社会教育実践研究交流会で同じことをお話ししました。)

社会教育とは

社会教育とは、学校ではないところで行われる教育活動なんですが、小難しい内容はリンク先をご参照いただいて、私の勉強した内容と個人の解釈で説明をさせていただくと、

社会教育とは学校以外の学びの場です

学校で教科の片隅にパラパラ漫画を描いていた方はよくわかると思いますが、学校では教育が行われていて知識技能学習に多くの時間を費やしてきました。時代が変わり世の中から求められているものも変わり学習指導要領もかわり、昨今教育は「学び」と表現されるようになりました。

『主体的な学び』で『対話的な学び』で『深い学び』に変化したための表現の変化です。『深い学び』は課題を見出す力だったりを指します。

社会教育は、生涯学習と言い換えられることも多く趣味の講座やスポーツ教室など教育(技能)を教わることの延長線上だと言われることがありましたが、最近では自由で自発的な学習活動を継続して『学びの循環』をおこすことが社会教育の目指すところだと言われています。

DXとは

DXはデジタルトランスフォーメーションの略でDX推進ときくとAI導入とか、オンライン申請などのイメージが強いと思いますが、行政の多くが行政改革の部署が前身になっていて業務改善がテーマになることが多いです。
行政改革の中には、業務改善や市民連携の推進が含まれていて行政職員が当事者意識をもっていかに市民と目線を合わせながら業務の改善を行うことができるかということが求められていたりします。
(話は変わりますが、市民は行政と連携することができるか。それにはどんなきっかけが必要かといった内容の本を東海大学河井先生が現在執筆をしてくださっていて、私も寄稿させてもらっています。)

「この3つのキーワード結構近いし同じこといってるよ」

冒頭でお伝えしたとおりこの3つのキーワード一件分野も対象も全然バラバラに見えるのですが、こんな点で繋がっていたりします。

  • 正解を誰かから教えてもらうのではなく、自ら答えを導き出す。

  • 対話をすることで、多くの意見を取り入れる。

  • 市民自らが動き地域をよくする持続可能な活動基盤を構築する。

私が考えただけでもみえてくるつながりがあります。きっともっとたくさんあると思います。
結局は、住んでいる人が考えて、話し合って、行動する。それが一番強いよ。ということで、それを後押ししようよ!といろんな場所で同じようなことを始めているのだと思います。

ちょうど今日、12月14日にデジタル庁で”多様なステークホルダーで行政デジタル化をともに考える「Govtech Meetup」”というのを開催していて、ファシリテーターとして参加していました。
Zoomのブレイクアウトルームで行政職員、民間人などがミックスしてトークセッションの感想や、これからのありたい姿などについてわいわい議論をしていて、その中でも「行政の職員や市民、民間企業の人材が同じ場所に集まって話しをする。立場の違う人が意見を汲みながら同じ目標について議論すること自体に価値がある。」と感想が出ていて本当にそうだなと思いました。

シビックテックと社会教育とDXと、全然違う業界の話しのように思いますが、根っこは、考える、対話をする、動くを一人称でできる人をいかに増やすかということで、自分もそうあろうと改めて考えてみました。

写真は、日々活躍をしている行政マンとか、地域のワンストップ窓口議員とか仲間たちと白熱して議論していたら、AppleWatchから「クールダウンしろよ」といわれた瞬間の写真です。



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