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「や、やばい…!!」日本の常識・世界の常識(環境活動家 谷口たかひささんのお話会に参加して)

はろ、清水美由紀です。
今、葉山の海を見ながらこれを書いています。

私たちは、どれだけこの世の中のことを知っているんでしょう?

私は常々思っています。
知らなければ選べない。と。

私にとって自由というのは数ある選択肢の中から、好きなものを選べること。
でも、そもそも、この世の100ある選択肢のうち、自分が知っている選択肢が1つや2つだけだったとしたら…?

選択肢の数に限らず、どれだけ深く広く情報を得られているかで、選択する時の確信度(自分にとっての正解だと確信を持てるかどうか)も違うように思う。

自分の知っている事柄が、この世の全てだと思い込んでしまいがちだけど、常識というのは、単純に、見ている世界の平均に過ぎないのだよなあ。

LAに行ったとき、レンタカーを借りてドライブしたのだけど、踏み切り前で当たり前のように一時停止すると、後ろの車から「ブブーーーー!!!!」とクラクションを鳴らされました。LAでは、踏み切りは一時停止することなく進むのがルールだったんです。他にも、暗黙のルールみたいなものもたくさん存在するようでした。

生活の中で、「普通こうするよね?」さらには「普通こうしない!?」と責める口調で「普通」という言葉が使われているのを耳にすることがあります。だけど、普通っていったいなんだんだろう…?と、いろんなタイミングで思うんですよね。

そして、その普通も、オセロがひっくり返るみたいにコロッと逆転してしまうのが最近の世の中でもある。価値観って、絶対的なものだと思いがちだけど、揺らぐものなんだなあと。

だから、自分から知ろうとすること。そして、知り続けようとすること。アップデートすることが大切だなあと感じています。

さて、私が今葉山にいる理由は、環境活動家の谷口たかひささんのお話会に参加するためだったのだけど…ものすごい刺激をもらってきたんです🔥🔥🔥

谷口さんは世界中を自分の目で見て回り、それを日本にいる私たちに向けてわかりやすい言葉で発信してくれているのだけど、ハッとさせられたり、自分の在り方や意識に問いをくれたり、たくさんの影響を与えてもらっている。


今回のお話会の中でも、どれだけ気候変動が進み、どれだけの被害がすでに出ているのかといった内容から、じゃあこの世界を作ってしまったのは一体誰なのか?(政治?政治だとするならば、その政治を選んでるのは誰??)といった話、そして教育の話までたくさんの情報をシェアしていただきました。もう、あまりの情報量と、頭を使って心を動かしたから、終わった後には頭痛くなっちゃったくらい笑 (ホテルの大浴場で温まってほぐしました。)



日本の報道の自由度ランキング…悲惨

中でも心に残ったのは、日本は世界の国々の中でも、報道の自由度が低いということ。なんと68位!海外で当たり前に報道されているニュースが日本ではほぼ報道されていないんだって。しかも、日本人って英語で情報を取ることってかなり稀だから、余計に海外の情報は入ってこない涙

谷口さんは、ロイターやBBCの日本語版をチェックするといいよとおっしゃってました。


私たちには義務ばかり


もうひとつ印象に残ったのは、教育のこと。
日本人は、義務は教わるけれど権利について教わることが少ないというお話。義務脳の私たちは頭の中が「やらないといけないこと」と「やってはいけないこと」で満たされてる、と。反対に権利について教わってきた海外の人たちの脳は、「やらないといけないこと」と「やってはいけないこと」ももちろん脳内にあるけれど、それよりも多くの「やっていい」で満たされてるということ。ドキュメンタリー映画「マイクロプラスティックストーリー」(私は数年前の逗子映画祭で見たのだけどすごくおもしろかった!娘の方がさらに夢中で見てました。)の中でも子供たちが「僕たちには〇〇する権利がある」と自信を持って主張している姿がありました。

この、「義務脳」と「権利脳」に近い話で、よく小田桐あさぎさんもしてくれる話がある。

それは、日本人は注意書きに「〇〇してもよい」と書いてあったら、それ以外のことは「しちゃいけない」と受け取る。明記してないことをするのは不安になるから、やめとこう、となる。

だけど海外の人は「〇〇しちゃいけない」と書いてない限りはしていいと受け取る、と。

つまり、自由度が段違いなんだよ、って。

これは、やっぱりみんなでお互いを見張る文化があるんだろうか…?もっともっと枠を取っ払って生きて生きたいなと強く思ったのでした🔥



どんなことに取り組むと人生が豊かになるのか?


そして一番印象的だったのは、最後に話してくださったこのお話。

「「人生って死ぬまでの暇つぶしじゃないですか。人生でやらなきゃいけないことなんてない。暇つぶしだからこそ、つまんないことしなくないじゃないですか。おもしろいことでつぶしたいですよね。

僕は以前、真面目にビジネスをやってて、自分の中では信じられないくらいお金も稼いだことがあって、その時思ったんですけど、僕が成功してるとか、お金をいくら持ってるとか、僕以外の人間って1ミリも興味がないんです。自分以外の人間が興味のないことに、他人が興味を持ってくれるんじゃないかっていう幻想の元に、それに人生を捧げてしまうみたいな人がすごく多くて、結果見てると寂しい人生になって。

今、給食の牛乳を選択制にできるように牛乳裁判ってのを起こしてたりとか、気候変動もそうですけど、そういうものはやりたくてやってるだけなのに、信じられないくらいみんなが感謝してくれるんですよ。おかげで人生変わりましたっていうようなメッセージが毎日来るわけですよね。こういう人生って、すごいしあわせだし豊かだと思うんですよね。

自分が取り組んでることが、自分しか興味がないことなのか、自分以外も興味あることなのか?っていうのは、大きな差があると思ってて、みんな前者の社会的に成功するとかいくら稼げるとか、その人以外興味がないことを頑張るので、寂しい人生を送るんじゃないかなって。」

今回、お話会に参加させてもらったことで、たくさんの刺激をいただいたけれど、一つに絞るとするなら、この「自分が取り組んでることが、自分しか興味がないことなのか、自分以外も興味あることなのか?」という視点を得られたことが、私にとってとーーーーーーっても大きなことだったと思う。これからの大きな指針のひとつになると思う。

最後に。谷口さんからの刺さるメッセージを。

☝️あなたが政治に無関心なら、政治もあなたの生活に無関心になる。

☝️気候変動に“無関心”でいられる人はいても、“無関係”でいられる人はもういません

☝️今直面している最大の脅威は、「他の誰かが何とかする」という勘違い

私たちの手で、自分たちのいる世界をより良くしていきたいですね!


主宰の長谷川エレナさんとエシカルビューティーズの皆さん、ありがとうございました!間近で見せていただいたおかげで、私も松本に谷口さんをお呼びしたいという夢もできました。

主宰の長谷川エレナさんと、谷口たかひささんと。私疲れた顔してる笑
懇親会参加の皆さんと。いろんなことを考え行動されている皆さんとのお話も刺激的だった!
ご用意いただいたビーガン&グルテンフリーのお菓子もおいしかった。


ここまで読んでくださってありがとうございます!
お話会の最後に、感想と共に「これから何をやりたいと感じたか」をシェアする時間がありました。

読んでくださったあなたは、どんなアクションを起こしますか?
どんなに小さなことでも構わないので、ぜひメッセージやInstagramのコメントでシェアしてくださいね✨


この動画もよくまとまっていてわかりやすいので貼っておきます。

谷口さんのご著書「シンスタンダード」はこちら
(私もこれから読みますー!!)




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