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クリエイティブな自分になる方法


2020年12月から2021年5月まで、スールのスクールという、女性のためのクリエイティブスクール第1期を、ふたりの友達と一緒に開講していた。

その告知ページに私は、こんな文章を書いた。

クリエイティブは、特別なものじゃない!
それぞれみんなが持ってる個性的な持ち物。

クリエイティブって、特別な人だけがすることでしょうか?
私たちはそうは思いません。
誰にでも備わっている、自由な発想なんじゃないかなって。

でも、誰かの正解を探すことに慣れてしまっている人が多いのも事実。
だから、心も解放して、自分の手で何かを生み出していきたい。
もっと自由に、もっと自分らしく。

この文章の意図が、どれだけ正しく伝わっているのだろうと思う。
スクール生は半年間参加して、感じ取ってくれただろうか。
スクールに興味を持ってくださっている方は、どう感じているのだろう。

クリエイティブ、という言葉を聞くと、どうしても「アート」と繋げられることが多い。私もかつてはそう考えていた。私は写真を撮ることを仕事に選んでから、「クリエイティブだね」と言われることが増え、それを「いやいや、私なんて」と否定してしまっていた。その否定の中に何が含まれるかというと、「私はアーティストじゃない」という気持ちだ。

でも、この数年思っているのは、
「クリエイティブ=アーティスト」だとか「クリエイティブ=製作」ではないということ。色々なタイプの人に出会うことができ、その友人たちを眺めていると、必ずしもクリエイティブな仕事と呼ばれる人だけが、クリエイティブなことをしているのではないと思うようになったから。

今、私がクリエイティブを定義づけるとしたらこうだ。

理想と現実のギャップを飛び越えるために、固定観念に捉われずに自分なりの解決策を見つけること。

だから、スクールに通ってくれた人たちにも、アーティストになってほしいとは思っていない(もちろんなりたい人はなったらいいと思う)

それよりも伝えたいのは、日々自分の心と向き合い、自分にとっての最適解を探すこと。解決策、と上で書いたけれど、自分で問題提起をし(そんな大それたことでなくていい。日々の生活がどうしたらより心地良くなるかだっていいし、子育てをどうしていくかだっていい。)その解決策を、これまでのやり方に捉われずに、一番しっくりくるやり方を見つけられたら、それはクリエイティブだと思う。

日々の家族の体調や気候、好みに合わせて料理をするなんて、それこそクリエイティブだし、料理は得意じゃないならそれをさっさと認めて、家事代行サービスに依頼するなり、自分にとっての楽にできる方法を見つけるなり、何かしらの自分の心とライフスタイルにフィットする解決策を探す、その過程がとってもクリエイティブだと思う。

このnoteにも書いたけど、結局、誰かのよしとする方法じゃなくて、自分なりのバランスを探すことが大切なんだと思う。

スクールを終えて、こんな感想を送ってくれた方がいる。

クリエイティブとは、特別なことではなく、身近にあるもので、もはやいきていること自体がクリエイティブなのではと最近は感じています。寄り道、料理、友人との会話など日々は選択することの繰り返しで、こうしたらよくなるだろうと皆考えながら常に生きているなと思います。その人の暮らし方、考え方が直接ものづくりに影響していくと思うので、まずは視野を広げて生活もクリエイティブだ!という気持ちで、例えば細やかな季節の変化を感じて人に話したりなど、五感を大切にして、楽しく時間を過ごしていきたいなと思いました。

私の伝えたかったことを気持ちの良い言葉にしてくれてあって、じんわり感動した。

読んでくださっているあなたも、クリエイティブな力に満ちていると思う。






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