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パッケージソリューションがグローバルトレンドへ <#2020.3.11業界向けコラム記事>

海洋プラスチック問題が隆起してから、米大手調査会社によれば、いよいよパッケージソリューションがグローバルトレンドに指定されました。リサイクル可能、または再利用可能なパッケージが求められます。

リサイクル可能なパッケージを開発するには、さらに次世代テクノロジーとの共存も求められるようになりますが、それ以上に、リサイクル可能なパッケージを利用する消費者の回収意欲が重要になります。国内ではすでに大手流通のイオンがパッケージ回収を始めていますが、今後はメーカーのみならず、パッケージ業界団体、政府や自治体、NPO団体など様々な企業団体との連携が求められます。米国ではすでに、「使い捨て」に抵抗を感じるようになり、購入時に再利用可能パッケージニーズがあります。

また、昨今のトレンドから、パッケージソリューション自体がマーケティングに取り入れられることもいうまでもありません。国内では、30年以上の「詰め替え」の歴史があり、一般的になっていますが、米国ではさらに環境配慮という点でマーケティングに活用されています。

国内では、少しずつプラスチックパッケージの代替を取り入れるメーカーも増えてきましたが、日用品等に多い傾向があります。美容業界ではまだほんのわずかです。今後も、新しい取り組みが始まっていくでしょう。

消費者の視点のみならず、パッケージソリューションビジネスがグローバルでは一大トレンドになっています。ただ、プラスチック問題を深堀すると、前回の記事とは別に、根本的に考えなくてはならないポイントもまだまだ山積。プラスチックは確かに取り組みやすい分野といえるでしょう。しかし、本来のプラスチック問題の解決になっていないどころか、悪循環になりえる場合も出てきているのが現実です。
化粧品業界ではいま何が必要か、考える良い機会です。

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