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管理職になって学んだこと

この春から管理職になり、人生で初めて部下ができました。分からないことだらけで毎日トライ&エラーの連続ですが、分からないなりに考えて周りを頼って、少しずつ考え方が変わってきたなと感じています。

日々考えていることや学んだことをちゃんと概念化して体系的な知識にしたい!という思いから、このテーマでnoteを書いてみることにしました。まずは思いついた順に書いてみます。シリーズ化できたら嬉しいな。

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●人は利益と感情で動く

→管理職になることが分かった頃にこの言葉に出会いました。それ以降、常に念頭に置いています。あたりまえのことですが、リーダーが指揮した通りにメンバーが動くとは限りません。メンバーのスキルも影響しますし、何よりメンバーの感情にも配慮が必要です。誰かに何かをして欲しいときは、わたしがその人に提供できる価値(メリット・ポジティブな感情)は何か、をセットで考えています。だいぶ習慣化しましたが、忘れずにいたいなと思います。


●"主体性"という言葉は曖昧すぎる

→主体的であることが重要だという話はあらゆる場面で登場すると思いますが、個人的には"主体的であること"と"主体的に見えること"は似て非なるものではないかと考えています。本来は"主体的であること"が重要ですが、特に評価の場面では"主体的に見える"かどうかが重要指標になっています。あたりまえの話ではありますが、本人のなかで起こっていることは他の誰にも分かりません。"主体性"を評価しようと思うと、行動や成果から主体性を推察するしかありません。これは評価者になったからこそ忘れずにいたいなと思っていますが、どのような行動や成果であれば主体性を評価できるのか、現時点ではどのように見えているのか、について評価のタイミングより前にメンバーに言葉で伝えていく義務があると感じています。


●どれだけフランクに接してもパワーバランスが均等ではないことを忘れてはいけない

→わたしの方が偉い!とかもちろんそんな話ではなく。わたし自身は周りから優しい人だ言われやすいパーソナリティーだし、偉そうに振る舞っているつもりはありません。実際、わりとなんでも言いやすいタイプの管理職になれそうだと感じています。思い違いじゃなかったらいいな。

ただ、どれだけ関係性が良くても、会社で果たしている役割が違う以上、会社から委譲されている権限も違います。どれだけ仲良くなれたと思っても、彼らを指示指導・評価する立場である以上、会社の中では強いパワーを持っている(少なくとも、メンバーからはそう見える)ことに変わりはないのです。そのことへの自覚を忘れずに、言うべきこと・言わないべきこと・接し方を常に振り返っていきたいと思います。


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こんな感じで、少しずつ蓄積していきます。同じチームで働いている人たちにとって、少しでも良きリーダーになりたいです。彼らの人生のなかで、このチームで働いたことが財産だと思ってもらえたら本当に幸せなので、エゴかもしれないけど日々学んでいこうと思います。

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