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結局、一生勉強だわ

1ヶ月くらい前になるけど
娘が結婚した。
28歳。
詳しいことは書かないけど
突然と言えば突然。
元々一緒に暮らしてはいたけど
「結婚」というものに対して
興味がないように見えたから。
近くでお手本となるべき親の結婚が
やはりあまり幸せなものではなかったのかもしれないな
なんて思っていたから。

2度結婚と離婚をしてきた私は
もうこれからの「結婚」に対しては
興味がない。
「結婚」そのものというより
「結婚」という紙切れに(制度)興味がないのかもしれない。

そんなことはどうでもいい。
とにかく28年前に出産した
第一子の長女が結婚したのだ。

世界のマスコットの鼻を・・

「絶対安産で産むんだ!」
と意気込んで出産に臨んだ。27歳だった。
破水したものの陣痛が始まらず
陣痛促進剤でやっとこさ産まれた。
産まれたばかりの赤子は
可愛くて可愛くて
母親学級へ一度も行かなかったせいか
扱い方が分からなくて
でも行ったところでみんな違うわけだから
結局何もかも勘でやってくしかない。
今ほどインターネットは発達しておらず
調べることもままらなず
ミルクを飲んではゲップと一緒に吐き出す娘に
栄養が足りなくなっちゃわないのか
心配になり小児科へ連れて行くと
ミルクを飲ませた後
少しの間上半身を起こすように寝かせてくださいね
という物理的にそりゃそうか、という指導を受け
ああ、こうやってちょっと落ち着いて考えれば分かることなのね
と少しずつそんなことを繰り返しながら学んでいった新米ママ。

メロメロのじい

一年と一週間違いで生まれた弟。
たった一年で姉となる。
長男を出産後、病院へ初めて来た時の事。
「ママ~!」と
2,3日ぶりに顔を合わせる私に飛びついてくるかと思ったら
病室の隅で、弟にも興味なさそうに立っていた。
「こっちおいで、弟だよ~」というと
おそるおそる保育器に近づく。
それでもまた、病室の隅へ。
まるでそこが自分のセイフティーゾーンかのように戻る。
今から思えば、たかだか1歳の幼児にとって
自分の母親が自分以外の赤ん坊を産むって
理解不能だったんだと思うけど
その時の私はホルモンバランスも崩れていたのか
私に一切近寄らない娘が
不憫で不憫で号泣しながら
帰りのエレベーター前まで送った記憶がある。

ああ、いくら自分が産んだからと言って
子どもの気持ちなんか分からないんだな~と悟った。

されるがままの弟

あれから28年。
自分にとってのパートナーに出逢えて
本当に良かったと思う。
一生出逢えない可能性だってある。
歳を重ねればまた考え方も変わってくるだろうし
自分の環境、相手の環境も変化する。
その時はまた柔軟に変化し続けていけばいいのだと
身をもって伝えていけるかな。

ムチムチぷにぷに

変化を求めているわけじゃないけど
変化は恐れなくていいと思っている。
先日も大学生の女子6名と話をする機会があったが
失敗をとにかく回避したい、と。
「失敗って勉強だよね。」
と言ってもちょとハテナな表情。
変化することで失敗と感じても
それは勉強。
次に繰り返さなければいいだけ。
と言いながら2度離婚するってなかなかよね。
一生勉強だわ。

大好きなHARBOR(じゅうべえ)で


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