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マクロビアン薬剤師 処方箋の疑義照会 その3

マクロビアン薬剤師
処方箋の疑義照会 その3

認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。

今日は、『疑義照会』についてのつづきのつづき
具体例をご紹介、の2回目。

具体例の1回目がこちら👇

『処方せん中に疑わしい点(疑義)がある場合は、発行した医師等に問い合わせて確かめること (照会)ができるまで調剤してはならない。』(薬剤師法第24条)
と、法律で定められています。

1、処方箋様式が定められたものを満たしているか。その発行日
2、お薬の名前、量
3、保険適応

ここまで確認が出来るとゴールは間近!?と思いきや、ここからがもう一山あります。

お薬手帳があれば、お薬の飲み合わせ、重複をお薬をお渡しする前に確認します。

お薬手帳がなければ、お薬をお渡ししながらの確認になります。

そこで、疑わしいことがあると、
『疑義照会』となります。

一番やっかいなのが、お薬の準備が全部整って、お薬をお渡しするときのお話で、
お薬の重複があったり、逆に足りなかったり、したときのことです。

そこから、『疑義照会』となると、また、お時間をいただくことになるなります。

本当に最後の砦となりますので、最後の最後まで息は抜けません。

出来るだけ、お薬の準備中にその処方箋内での疑問は解決して、お薬をお渡しする場面に持っていきたいのですが、
なかなかそうもいかないのが現実です。

患者さまが、望んでされる『薬物治療』をしっかりと支えられるためにも、
医師の処方が正しく患者さまに伝わるようにお渡しすることも我々薬剤師の責務です。

お薬の効果も、最速、最短で最大に得られるような、患者さまへのフォローが出来たら最高だなぁと、
いつもいつも思いながら、処方箋と向き合っています。

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