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東西のお薬の神様に想いを馳せる

西暦2022年5月19日(木)
旧暦卯月十九日
立夏
竹笋生(たけのこしょうず)

薬剤師の仕事がお休みで、プライベートな一日を過ごす日でも、
朝一番に口にするものは、毎日同じ『白湯』です。

朝は一日の中で一番空腹であることが多いこともありますし、
一日の始まりにゆっくりと身体を中から起き上がらせるのは、『白湯』が一番と、わたしは感じています。

朝起きてすぐに、汲み置きの水を沸かして、マグカップに注ぎ入れ冷ましながらいただくことで、
身体全体の細胞が起き上がるのを感じます。

今日も『白湯』で一日を始めてから、
以前から訪れたかった、東京のお薬の神様のところへ参拝に行きました。

お薬の神様は大阪に、
健康の神・医薬の神として知られている『少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)』があります。

『少彦名神社』は、地元では『神農(しんのう)さん』の愛称で親しまれており、
お薬の神様として健康増進、交易の神として商売繁盛の神徳があるとされています。

医薬品にゆかりのある祭神を祀っていることから、医薬業に携わる会社・関係者などの信仰を集めていて、
病気平癒・健康祈願や医薬業関連の資格試験合格を願う参詣者も多いとか、、、

わたしも、友人に連れられて一度訪れたことがあります。

そんなお薬の神様が東京にもいらっしゃいます。

日本橋室町近くの

『薬祖神社』

薬租とは『薬の祖』

日本における医療と薬の祖といわれているのは、『日本書紀』や『古事記』などに記されている神様、
大己貴命(おおなむじのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)です。

大己貴命は、ヤマタノオロチを退治したといわれる須佐之男命(すさのおのみこと)の子孫とされる神様。

少彦名命は、とても小さな姿をした神様で、おまじないや医薬、酒造りなどさまざまなことが得意な神様。

日本神話では、この二人の神様が出雲で出会って兄弟の誓いを結んだのちに、
協力して国づくりを行い、今の日本の国土をつくったとされています。

同時に、薬草の鑑定や、病気や負傷の治療法を広めたことから、
この二人の神様が『医と薬の祖』として崇敬されています。

『薬祖神社』に行ってみようと思い、場所を確認した時に、
この近くには、年に数回訪れる機会があることに気がつきました。

些細なことで、いろいろなところでの発見があるものです。

訪れることが楽しみな場所が一つ増えたのです。

今日は一日大地を踏み締めてよく歩くことができました。

大地に感謝です。

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