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マクロビアン薬剤師 お節料理のお重詰め

マクロビアン薬剤師 お節料理のお重詰め

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦神無月廿二日
大雪
閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
西暦2020年12月7日

今日から
二十四節気『大雪』
七十二候『閉塞成冬』(そらさむくふゆとなる)

『大雪』(たいせつ)
雪が降り積もるころ。朝に霜や氷がはり始めます。
新しい年の準備をはじめる『正月事始め』もこの時期から。

『閉塞成冬』(そらさむくふゆとなる)
天地の気が塞がれ、冬がおとずれる頃、大雪の初侯です。
空は厚い雲に覆われて、生き物はじっと息をひそめています。
塞ぐという言葉は、寒さから人々を守るという意味でとることもできます。


『正月事始め』お節料理のそれぞれの意味について先日の記事で書かせていただきました。

さて、その『おせち料理』

全部で5種類に分類することができます。

日本の懐石料理と同じくコース料理のように、

『祝い肴』『口取り』『焼き物』『酢の物』『煮物』の5種類です。

また、おせち料理はお重箱に詰めるのが一般的です。

これは、『幸せを重ねる』という意味が込められているのです。

現代では、デパートなどで売られているものが多くありますが、
二段や三段が主流で、五段の場合もありますが、正式な段数は四段となります。

これは完全な数を表す『三』の上にもう一段重ねた数となります。

上から『一の重』『二の重』『三の重』『与の重(四は死を連想させて縁起が良くないとされるため)』と呼ばれ、
何番目のお重に何を詰めるかが決まっています。

四段重の場合の詰め方

お重 種類 詳細
一の重 『祝い肴』『口取り』・・かまぼこ、栗きんとん、伊達巻き、田作り、黒豆、数の子、きんぴらごぼうなど。
二の重 『焼き物』・・鯛や鰤などの焼き魚、海老をはじめとする海の幸。
三の重 『酢の物』・・紅白なますなど。
与の重 『煮物』・・・里芋やクワイ、蓮根や人参など山の幸を使った煮物、筑前煮など。
(ご家庭や地域によって異なることもあります)

三段重の場合には、
一の重に『祝い肴』『口取り』
二の重に『焼き物』『酢の物』
三の重に『煮物』

二段にまとめる場合は、
一の重に『祝い肴』『口取り』
二の重に『煮物』
残りは好みで振り分けられているようです。

お節料理の代表的なものを『祝い肴三種』といい、
この三品(とお餅)が揃えばおせちの形が整い、お正月が迎えられるとされているメニューがあります。

関東では『黒豆』『数の子』『田作り』
関西では『黒豆』『数の子』『たたきごぼう』
の三種がそれにあたるそうです。

完全を意味する『三』に通じる三種。
この三つは揃うようにしておきたいものです。

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