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マクロビアン薬剤師 漢方の基本的な考え方 陰陽五行説

マクロビアン薬剤師 漢方の基本的な考え方
陰陽五行説


認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。


本日は
旧暦文月六日
処暑
綿柎開
西暦2020年8月24日

漢方の基本的な考え方は、『陰陽説』と『五行説』からの成り立つ
『陰陽五行説』です。

『陰陽説』は、
『この世の全てのものは、相反する2つの性質を持っておりそれを陰と陽に区別する』
という考え方です。
これは、マクロビオティックの基本でもあります。

例えば、

陽:天、日、昼、上、外、動、熱、火、明、男、などなど

陰:地、月、夜、下、内、静、寒、水、暗、女、などなど


『五行説』は、
『この世の全てのものは、『木・火・土・金・水』(もくかどこんすい:木火土金水)
という5つの基本要素から成り立っている』
という自然観から来た考え方です。
この5つの要素はそれぞれに特性があり、互いに助け合い、影響しあっていると考えます。

五行のその『属性』に基づき分類した表で、『五行色体表』というものがあります。

その一部がこちら
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薬膳・漢方検定公式テキストより引用


先日『六気(ろっき)』のお話をさせていただきました。

『風』『寒』『暑』『湿』『(乾)操』『火(熱)』

これは、五行式体表の『五悪』に相当するもので、
五悪は季節による外気を指していますので、六気の『暑』と『火(熱)』が
『熱』一つにまとめられています。

本来は、『火(熱)』が体の中から出てくるものなので、季節で巡ってくるのは『暑』ですが、
ここでは『熱』に統一されているようです。

五行式体表と陰陽説を合わせて、体調管理をしていくと、季節に合った自分のための体調管理ができます。

わたしは『風』に弱いせいか、『酸味』に苦手意識があります。

意識して『梅干し』などを摂っています。

子供の頃、風邪をひくと必ず母が食べさせてくれたものが『梅干し粥』だったことを
思い出します。

五行式体表は、若干の違う表現がされているものもありますが、基本的な考え方は同じものです。

漢方の基本的な考え方は、マクロビオティックを取り入れた生活には欠かせないものになっています。


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