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マクロビアン薬剤師 松湯

マクロビアン薬剤師 松湯

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦師走十二日
大寒(だいかん)
水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
西暦2021年1月25日

今日から
七十二候は、
『水沢腹堅』(さわみずこおりつめる)となりました。

あまりの寒さに、沢の水も凍りつき、厚く氷が張っている今の季節にぴったりですね。

天気予報も最低気温が気になります。

氷が張っているさまを見ると、寒さを余計に感じますが、
陽の当たる時間は確実に伸びていて、春の兆しを感じます。

雪や氷の美しさを楽しみながら、春の訪れる様子を楽しんでいきたいと思います。

そうは言っても、空気は冷たく、仕事中に足先が冷たくなるのを感じます。

湯船でしっかり身体を温めることで、ぐっすりと眠ることもでき、疲れも取れますので、
この時期のお風呂時間は本当に大切です。

お風呂にはお気に入りのバスソルトやバスエッセンスを入れることが多いですが、
季節によって『季節湯』を楽しむことも忘れないようにしたいものです。

12月のゆず湯、5月のしょうぶ湯は有名ですが、その月その月の季節の植物を取り入れた季節湯という
『薬湯』が毎月あります。

1月は
『松湯』 

『松』は「まつ」(歓迎する)につながるといわれ、『神を待つ木』を意味するといわれています。

『松』に含まれている精油の成分には、皮膚を刺激する作用があるといわれ、
血行が促進されて、神経痛や肩こりや腰痛にも効果があるようです。

『松』の香り(芳香)に含まれるα-ピネンなどのテルペン化合物といわれる物質は、
疲労感を軽くしてくれる働きがあるようです。

生の松葉を樹脂が残らないようにぬるま湯でよく洗い、お風呂に浮かべるだけでも良し。
鍋に入れて水から火にかけて煮出した煮汁をお風呂に入れるのも良し。

『松』の花言葉の一つに『不老長寿』があります。

『縁起物』の『松湯』で、1年の心身の無事を祈願するのはいかがでしょうか!?


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