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マクロビアン薬剤師 マクロビオティック的花粉症対策

マクロビアン薬剤師 マクロビオティック的花粉症対策

現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。

調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』

わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。

本日は
旧暦如月四日
啓蟄
菜虫化蝶
西暦2021年3月16日

今や花粉症は、日本人の6人に1人がかかる国民病とも言われています。

マクロビオティック的には、スギやヒノキの花粉は引き金に過ぎず、
本当の原因は体内に溜まった汚れで、花粉の力を借りて汚れを対外に排泄しようとする浄化の反応が花粉症と、唱えている方もいらっしゃいます。

また、漢方医学では、花粉症を水毒症と捉えています。

水分や糖分の過剰摂取と食べ過ぎ(食べたものも最後は水に変わります)が原因となり、涙、鼻水、くしゃみで余分な水を吐き出そうとする排泄反応を水毒症といいます。

さらに、小さい頃からたんぱく質を多量摂取してしまうと、
腸壁が弱り、その弱った腸壁からたんぱく質が体内に流れ込んで、
リンパ組織に入ったたんぱく質を異物と判断して免疫細胞が攻撃をすることで、アレルギー症状が引き起こされています。

その際、免疫細胞は活性酵素を攻撃要員として使うのですが、この活性酵素のが、免疫細胞を過敏にして、アレルギー性鼻炎や結膜炎などの炎症がおきると考えられています。

そして、春先強くなる紫外線によって、たんぱく質を成分とする花粉が、空気中の公害物質と、化学的に結びついて、花粉症を引き起こすとされています。

季節的にも、冬場体内に蓄積した汚れが排泄されるのが春先であり、
その排泄に肝臓がたくさん働いて、肝臓の働きが弱りやすくなるのが3月ごろとなり、その排泄反応のひとつが春先に増える花粉症やアレルギー症状と捉えることもできます。

花粉症予防対策としては、脂肪・タンパク質を食事から減らし、小豆、乾物、ネバネバ食材を取り入れるのが良いでしょう。

また、胃腸を休めてあげる目的で、週末のプチ断食もお勧めです。

腸の粘膜の修復のためには、小豆入りの玄米ご飯や発酵食品であるお味噌汁、お漬物がお勧めです。

これらの繊維質の多い食べ物で腸内細菌の働きが良くなると粘膜が強化されていきます。

小豆には利尿作用があり、身体の中の余分な水分を排泄してくれます。

さらに、蓮根、なめこ、わかめ、昆布といったネバネバのある食材も粘膜の保護に役立つと言われています。

化学物質全般も炎症を悪化させることが分かっていますので、
添加物や農薬などの化学物質を含まない食材を選び、小食や素食を意識する日を作ると良いでしょう。

お手当法としては、目と鼻(ほうれい線の部分)を温めるのが良いとされています。

生姜のすりおろしを入れたお湯で絞った布を当てる『生姜湿布』という方法もあります。

繰り返しになりますが、化学肥料や農薬を出来るだけ使わない食材で、少食にして胃腸や肝臓に負担をかけない食事が、マクロビオティック的な花粉症対策となるのです。

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