マクロビアン薬剤師 七草粥
マクロビアン薬剤師 七草粥
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って8年目に入りました。
調剤薬局での仕事は、扱うものは『薬』
わたしはその『薬』を扱う仕事をしながら、
マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えを基本とした生活を送っています。
本日は
旧暦霜月廿四日
小寒(しょうかん)
芹乃栄(せりすなわちさかう)
西暦2021年1月7日
一粒万倍日
二十四節気
『小寒』(しょうかん)の初侯
『芹乃栄』(せりすなわちさかう)
にいただく七草粥
『春の七草』
芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)
せり(はそのまま):セリ
なずな:ペンペン草、
ごぎょう:ハハコグサ、
はこべら:ハハコベ、
ほとけのざ:タビラコ、
すずな:カブ
すずしろ:ダイコン
小寒に寒の入りとなり今は『寒の内』
寒さが本番になっていくこの時期に、
七草の入ったお粥をいただいて邪気を祓い、万病を除くと言うのが、
古くからの年中行事となっています。
寒さの厳しい中、霜柱が立つような土の中から芽を出して成長する野草はどれも生命力の強いものばかりです。
この七草をお粥に入れて食べることで、お正月のご馳走で疲れた胃腸の調子を整えることを行事として習慣にした、
先人の知恵にあやかりたいものです。
今では、『春の七草セット』が売られているので、ずいぶんと楽に七草粥を作っていただくことができて、ありがたいものです。
朝、いただけなかった方も、お昼でも、夜でも良いので、理にかなった日本の文化を楽しめると良いのではないでしょうか!?
日本の多くの地方で、本日7日までを『松の内』として鏡餅以外のお正月飾りを仕舞います。
お正月の終わりを待っての緊急事態宣言ということでしょうか。
今年は、感染予防に注意して迎える、七草粥の日。
邪気を祓い、万病を除くことは、今日この日にピッタリの行動でもあります。
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