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緊急事態宣言解除 薬剤師が考えること20200528

緊急事態宣言解除 薬剤師が考えること20200528

認知症健康サポーター。現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

新型コロナウイルス感染症拡大予防策のための緊急事態宣言が
約2ヶ月間施行され、解除になりました。

以前の生活様式に戻ったというよりも、新しい生活様式が始まったという方がしっくりくると思います。

感染症予防対策は、以前も今もそしてこれからも変わりません。
『手洗い』『うがい』『必要時にマスク』
その時、その場所、その場面で必要に応じて行なっていきたいと思っています。

SNS上でも、例えば、感染予防策について、
いろいろな話が出ていましが、
こういった時こそ、自分自身のために考えて行動することが、
大切ではないでしょうか。

『誰か』がこう言っていたから、
『何か』にこう書いてあったから、

ではなく、

こういうやり方があるけど、自分はこうする。

というふうに、
『誰か』『何か』を指針とすることは構いませんが、
それを選び、自分ごととして、扱い、行う時には、
自分で責任を取れるようにしていきたいと思っています。

昨日は、延期になっていた簡単な『手術』が決まってその準備のために病院を受診をした方が、
薬局にいらっしゃいました。

生死に関わらない手術は、この新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、
厚生労働省の『医師が「延期可能」と判断した予定入院・予定手術については延期の要請』
により延期になっていたものが少なくありません。

◎手根管症候群手術◎白内障手術◎健診・ドックの消化管内視鏡◎低悪性度のがん◎非緊急性の整形外科手術(股・膝関節置換、脊椎)◎尿管結石(病状安定)◎待機的血管形成術―などが、日本外科系学会で例示されていました。


生死に関わらない『簡単な手術』と括られてしまっても、ご本人にとっては、ご自身にしかわからない葛藤があったかと推察されます。

手術前の使うお薬は、院外処方箋で出ることが多いので、患者さまの『やっと決まりましたよ』という、
はにかんだ表情を見ると、こちらもホッとします。

お薬の使い方の説明にも、自然と笑みが溢れ、気合を入れてしまいました。


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