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桜の季節 美味しい春を求めてドライブ

今年のこの辺りは4月5日に桜が満開になりました🌸
まだまだ風が冷たいこの頃ですが、先日の大雨で桜は散ってしまい、この辺りはあっという間に葉桜になりました。はらはらと桜が舞う姿を目にすると少し寂しく感じますが、今年の春は両親と息子と、いい思い出を作ることが出来ました。

合馬の筍(おうまのたけのこ)

ちょうど一週間前の4月1日の月曜日のこと。
いつもより早起きして息子と一緒に北九州の両親に会いにいこうと計画したのは前日の夜。
私は思い立ったらすぐに行動はするけれど、相変わらず計画をたてることが苦手。
とにかく息子を起こして動きながら考えようと車を走らせました。
「花見するのもちょっと早いよねー、どこに行こうか。若松の高塔山?小倉城?やっぱり美味しい何かを食べたいよねー? 何か…。」
と出発直後にはっと思い浮かんだのが、"筍"!
「あの有名な"合馬のタケノコ"を食べられる季節。この時期だよね。」
急いで検索してみると、ありました!
美味しそうな豪華な筍料理。
季節限定、そして10時から13時の100食限定!
これは急がないと!

北九州の両親を迎えにいくと、さっき起きたばかりよと少し慌てている様子。
(ごめんなさい、いつも急で。)

狭い道や山道を運転するのは苦手だからって悩んでいる時間もなく、さあもう前に進むしかない。

Googleマップをみて想像していたよりも狭い車道でしたが、ところどころに桜色が彩る山の景色は予想以上に綺麗で、天気もよくて最高のドライブ日和になりました。

景色がきれいで思わず車を停めて散歩しようかと話しに出たけれど、筍のご馳走が100食限定だったため、まずは目的地になんとか間に合いますようにと、桜は後からゆっくり眺めることにして急ぎました。

目的地に到着したのは開店時間のぴしゃっと10時。月曜日ということもあり車は少なく、食べられることにまず安堵。
玄関には10時前に並んでいたと思われる8組ほど記名された"ウェイティングリスト"が置いてありました。
私たちはタイミングよく待つことなく案内され、そして庭園を眺められる窓際のテーブルに座ることが出来て、あの時なんとか間に合う方法を選んで正解!

合馬(おうま)茶屋 


『筍満載 梅コース 』 
 筍のお刺身・筍のお煮しめ・
 筍の木の芽あえ・筍の白あえ・
 筍のきんぴら・ローストビーフ筍ソースかけ・
 筍と山菜のてんぷら・若筍汁・筍御飯

『究極の筍づくし 竹コース』
  梅コースにプラス
 筍茶碗蒸・筍ステーキ雲丹ソース掛け


父と息子は、究極の筍づくし竹コースを、
母と私は筍満載梅コースを、
個数限定の単品メニューで『焼き筍』を一皿注文。

筍満載 梅コースと焼き筍

初めて食べたような柔らかい筍。
筍のお刺身は醤油とわさびで。
どの筍料理もすごく柔らかくて香りもよくて美味しくて、今まで食べてきた食感とまるで違う。
香ばしい焼き筍は上品なお芋を食べているみたい。
贅沢なランチを楽しみました♪

母は50年以上北九州で暮らして初めて食べに来れたと嬉しそうでした。
これは毎年計画していかなければ!


河内貯水池と桜


食事後は来た道を辿るように河内貯水池の方へ。
車窓から眺める風景も綺麗ですが、みんなでぷらぷらと歩き春を満喫してきました。

春の景色


そよ風で微かにゆれる 桜と湖面


河内の山を切り開いた時に出て来た自然の石を全て再利用したようです。ジグソーパズルのように細かく石が積み上げられているところがたくさん見られました。
どれくらいの手間をかけて作ったんだろうねと息子と話しているとすぐに検索してくれました。


「河内貯水池は、第一次世界大戦後、八幡製鐵所への工業用水を安定供給するために作られ、1919年(大正8年)に竣工し、8年間、延90万人の人々の手で1927年(昭和2年)に完成した、らしいよ。」

延90万人の人の手で。
納得できる雰囲気がありました。

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春の景色の中のアーチ橋 


たんぽぽがあちこちに


南河内橋


133mの小さな鋼橋
大正15年11月の文字


とても静かな時間


紫花菜(むらさきはなな)
綺麗な淡い紫色の花


きぶし(木五倍子)
ぶどうの形の花をいっぱい垂らしている姿は
壮観な眺めでした。


皿倉山へ


そして河内貯水池から実家に戻る途中にある皿倉山に寄ってみようということになりました!

皿倉山を登るのは7年ほど前の年始に初日の出をみるために登った以来。
今回はもちろん車とケーブルカー、そしてスロープカーと乗り継ぎ、あっという間に頂上へ。

北九州市や下関が一望できる
夜景も一度は見てみたい!


山からみる山の景色は最高!


ちょうど下山するスロープカーに乗った時に、さっきの山頂からパラグライダーで飛びたつ人を見ました!

すごいなぁ。空を飛べるって。
ほんとすごい!


父と母と息子ととてもいい春の思い出ができました。


**


私は心配症で悩むと動けなくなるから、あまり考える時間を作らないようにしていることが行き当たりばったりの原因なんだけど、
それでもいつもいい出会いがあったり充実できた実感もあるので、これはもう仕方のないことなのかなとも思うようになってきました。笑。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


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