苦しかった過去と向き合う事〜両親の離婚〜
私が小学校を卒業すると同時に両親は離婚した。
両親とは今でもそれについて深い話をしたことが
無く、本当のところの離婚理由や離婚に至るまでの細かな気持ちの変化は知らないでいる。
きっと私には言えない事情もあるだろうし、
色んなことが重なって出した答えなんだとは思う。
ただ私が母親に説明されたのは、
父がこどもたち(=私と弟)に無関心だったからだと聞いている。
今でも覚えている。
父とこたつで話している風景。
父から『お父さんとお母さんは別れる事になったんや』と言われた時のこと。
恥ずかしながら私は幼い頃の記憶が非常に少なく、あまり覚えてないことが多い。
が、この時のことは鮮明に覚えていて、
別れる事実が信じられなくて、
悲しくて、嫌で、私はこたつ布団で涙を拭いていた。
とにかく泣きまくっていたのだ。
でももう私1人の反対ではひっくり返せない程、両親の決意は固かったようで、その後離婚をして父と離れて生活する事になる。
母子家庭生活がスタートする。
私は父が大好きだった。
優しくて穏やかで温かい。
子どもの私にとっての父は
とても大切な存在であった訳で、
その父がいなくなって私の心はポッカリ穴が空いたようだった。
なのに、母には父に会いたいなどと言えず私は本音を隠して生きてきた。
本音を隠してきた部分が今でも痛くて、
過去を紐解くたびに苦しくなって涙が出る。
何でこんなに泣いてしまうのか?
感情的だからというのも勿論あるが、
それだけじゃない気がした。
きっと当時自分の苦しかった気持ちを
自分自身が受け止めてあげていなかったからだ。
本当は辛かったよな。
何で別れないといけない訳?
私の反対する声にも耳を傾けて欲しい。
私の意見が取り入れてもらえないのは悔しい。
こんなことになって私は本当に辛い。
悲しい、寂しい。。。
という気持ちを自分が受け止めず、
無かった事にしたり、蓋をしていた。
見ると苦しくなる、思い出すと苦しくなるから
見もしないでいた。
平気なフリをして、仕方がないと腹を括ってもいた。
けれど、その心の傷が何年経っても癒されないのは当時の自分の気持ちと向き合っていなかったからなのだ。
思い出すと辛いことは向き合う事にエネルギーが要る。精神的に疲弊もするものだ。
そこを敢えて向き合う事で自分の気持ちに一つづつ寄り添い、認めてあげる。
このnoteで私は過去についても
自分の気持ちを思い出しながら綴っていきたいと思いました。
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