おもちぱんだちゃん

断想、メモ

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404

杏色のしずく 白い蛇 道のゴミ 朝の星 もう通らない道 Not Found 404 ピンと 今夜のことを先に考えておいたから 先に泣いておいたから 今は乾いた肌に どうしてこんなところにほくろが増えて するすると わたし爽やかに コツを掴んだ気がするのよね 音楽の波があったの生命には 脳みそが躰が本当はそれを知っていた わたしは今日やっと思い出したの もういいんだな わたしの中にある強く美しい呪いをもう捨てない これがあればわたしを抱きしめていられるから 導いていけるか

    • 三鷹

      あなたたちの吐く息の色が、生活が、現実が、ここに宿って、またここを去っていく 言葉があなたの手に渡り、体を巡り、今夜のあなたの温度を変えた あなたは 吹く風の温度が変わったように感じる そのことを いちいち大事に思っているよ どうしてあなたの人生に わたしが登場したのか あなたがここに来たのか 考えることもあるんだけど そんなことはよくて その話は 未来で線が地図になったとき あるいはひとつの絵になったとき またしたいよ ずっとここにいてほしい 心からそう思っているよ で

      • ほへちゃん

        お疲れさまです 通し稽古の日々 ぐんぐん積み上がり、壊しては、またメラメラ立ち上っていく、全員野球の日々 みんな それぞれの愛を持って臨んでくださり ありがたいほど朗らかな稽古場です なんだか、どうやって立っているのが正解なのか、バランスが年々取れなくなっていきます  筋力・体幹・持久力の低下です 人生を進むごとに水嵩が増して、自分らしさ的なものが薄まっていくような、味が複雑になっていくような、変化しているのか退化しているのかわからない瞬間がこわいです なんだ

        • 白髪

          後頭部から少しずつ死んでいく自分のことを もう誰にも説明できなくなった 最近右目にずっと蠅がいて 視界を追いかけてくることや 薄い爪のことを 何も生み出さずに、息の実感もなく、動かない筋肉で、満足できる自分のことを 外に放って もう飽きたい 知らない人が煮て食べてくれたら まずそう

          凡庸

          日常的なかなしみを病と認識しないでほしい ガラス張りのビルに散弾銃を打ち込むビジョンのこととか 蹴り飛ばしたい気分なのを不安定とかって認識しないでほしい かなしみは日常だし孤独は人生であって 深刻さは正しい 悲しいたびに見つめて 楽しいたびに忘れるよ 楽しいだけの視界の外でもう無理になってる人とか 騙されてることとか 無知を 忘れたくないから深刻でいたい 深刻でいることは楽することだね 真面目そうさを うまく操れない 大人になるほど 大人になるほど楽しいだけのことが

          自分で見ないと信じられない 自分の言葉でないと信じられない 言葉なら勝てると思う 思ってた 言葉 言葉 知らなくて悲しい 翼があったらな 自分の脳の知らない部分で飛べたら 自分の脳の知らない部分で 飛んでるところ見せたい

          好きな靴

          右とか左とかはもうよくて、個を型にはめるのも属するのも本当はやめたくて、でも「くくる」のは人と共有するときにも問題を整理して解決しようというときにも便利だから使ってしまう 右とか左とかはもうよくて、当然に誰も理不尽に苦しまないでほしい とかを、簡単に思ってしまう  日本のこともBLMのこともウイグルのことも香港のことも在日外国人のことも、自分のことも隣人のことも画面の向こうの人のことも出来るだけ考えたい、出来るだけ考えたい って無責任な言葉すぎる、 あらゆる差別も戦争も搾取