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脂質って、なんなの?_#2

こんにちは、「こんろんさん」です。前回の投稿で、菜食を6年ほどやってみた変化についてお話をしましたが、本日は「脂質」についてのお話をしてみたいと思います。実は、メタトロンという波動測定器を使った健康測定や食事の相性チェックなどのカウンセリングをさせていただいているのですが、この「脂質」への認識が低いなという印象を受けたので、本日のテーマにしました。

脂質は健康を維持するの必要?それとも不要?

脂質は「三大栄養素」の中でも最もカロリーが高い(脂質9kcal /1g、炭水化物・タンパク質4kcal/1g)ものです。そのため、ダイエットの敵として見られがちです。確かに脂質は、少しの量でもインパクトはありそうですね。しかし、脂質を必要以上に制限するとどうなるのでしょうか?脂質は、脳や身体を機能させるためには必要なものなんです。例えば、ホルモンや細胞を働かせたり、体温調整などに使われます。また毛髪や肌、爪を健康に保つためにも必要になります。つまり、低体温やホルモン分泌が悪くなると免疫が低下し、様々な病気を引き起こす原因となり得るのです。また低体温は基礎代謝も低いので、カロリー消費が少なく太りやすく、痩せにくい身体になるのです。

身体に良い脂と悪い脂がある

1日に必要な摂取目安ってどのくらいかというと、飽和脂肪酸なら1日の摂取カロリーの10%、不飽和脂肪酸なら20%が望ましいようです。飽和?不飽和?と聞き慣れない言葉が出てきましたが、実は「脂質」の中にも、質の良いものと悪いものがあるということをご存知でしょうか?簡単に分類すると、常温で固形だと「飽和脂肪酸」であり、液体だと「不飽和脂肪酸」となります。飽和脂肪酸(トランス脂肪酸を含む)って、一体どのようなものか?というと、マーガリンやショートニング、ファストスプレッドなどの加工油脂や肉の脂身、加工肉、チーズなどなど。そして、不飽和脂肪酸には、EPAやDHA(青魚の魚脂)や種実油(亜麻仁、エゴマ、オリーブオイル、コーン油、菜種油など)に含まれます。この「飽和脂肪酸」はコレステロールを上昇させると言われる一方で、「不飽和脂肪酸(特に一価不飽和脂肪酸)」はコレステロールを下げると言われ、身体には良いとされています。

オメガ6の過剰摂取になってないか?

ここまで、「脂質」を一括り「悪者」にしてはいけないということをお話してきました。では、「不飽和脂肪酸」だったら何でもいいのか?というと、これがまた分類されており、「一価不飽和脂肪酸(オメガ9)」と「多価不飽和脂肪酸(オメガ3、6)」に分類されます。厄介なことに、多価不飽和脂肪酸は「必須脂肪酸」とも呼ばれており、健康を維持する上では必要であり、かつ人体で作り出すことができないのです。厄介なのは、オメガ3とオメガ6で、正反対の役割をになっているということ。オメガ6は白血球を活性化して病原菌と戦い炎症・酸化を引き起こし、オメガ3は白血球を抑制し、体内を抗炎症・抗酸化に加担するのです。このオメガ6の過剰摂取が長期に継続されると、オメガ6が白血球を暴走させ、血管や自らの細胞までを攻撃してし、動脈硬化を引き起こす可能性があると示唆する研究データが発表されているのです。実はオメガ6は、コーン油、大豆油、綿実油などいわゆる「サラダ油」にブレンドされている油なんです。つまり、外食や中食、お菓子などにも含まれている可能性が非常に高く、知らず知らずにオメガ6の過剰摂取になっていることが多いのです。

適度なバランスは「1:2」

現時点で、日本人のオメガ3とオメガ6の摂取割合は1:10とも言われていて、オメガ6が過剰と言ってもいいくらいです。では、どのくらいのバランスが好ましいかというと、1:2くらい。しかし、自然界で健康的に生存する動物は1:2程度というのがその根拠のようです。そのため、毎日の食事において気をつけることは、出来る限りどんな油脂をつかっているかを意識して、オメガ3(もしくはオメガ9)に置き換えて摂取するようにすることが大事です。

今日は、脂質についてお話してきましたが、オリーブオイル(オメガ9)については触れておりませんでした。こちらは、またの機会に触れたいと思います。本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。



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