【移住者インタビュー】「子どもたちにとって住みやすいまち」にしたい
こんにちは!三好市商工政策課です。
今回は三好市にIターン移住され、古民家サロンを拠点にリラクゼーションセラピストとして活動されている松岡さんへのインタビューを通じ、三好市での生活や三好市の魅力をお届けします。
ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ご縁から始まった移住生活
ー松岡さんが徳島県三好市に移住しようと思ったきっかけを教えてください
正直なところ、もともと移住しようという計画は全くありませんでした。私の心が動かされたのは、相生市に住んでいた時に、仲間づくりを目的に参加していたオンラインサロンInTent(以下、インテント)でした。そこで「古民家と畑を通じて各地方で地域の人と助け合いながら生きること。まずは、その土地に住んでいる人たちと一緒に何ができるのか」という考え方に共感したのが、移住を考えるきっかけとなりました。
さらに、インテントのメンバーから「住んでいた家が空き家になっているから、徳島県に住んでみない?」と勧めてもらったことが、地方の中でも三好市への移住を具体的に考える大きなきっかけとなりました。下見をしに来た時に初めて三好市を訪れ、新しい土地で何かできたらいいなという想いでした。実際その時点では、三好市に知り合いがおらず、魅力についてもほとんど知りませんでした(笑)
オンラインサロンのメンバーとは、ネット上だけでなく、実際にリアルでのつながりもあったため、大きな不安を感じることもなく移住を決断できました。現在は、インテントのメンバーが設立したNPO地方創生機構にも所属し、民間での移住支援にも携わっています。
ー現在のお仕事は移住前から続けられているんですか?
移住前より、リラクゼーションセラピストとして5年間働き、三好市に移住してからも続けていて、7年目です。移住当初は、三好市で需要があるのか不安でしたが、今はたくさん活動することができています。
実は、働き方は移住前と後で大きく変わりました。移住前はインターネット経由で多くのお客さんを集めていましたが、三好市にはそのようなサービスが普及していなかったため、チラシを一から作成したり、イベントで積極的に人と交流するなど、全く別の方法で取り組んでいます。
関西では自宅での施術を希望されるお客様も多く、こちらからご自宅へ伺うことが頻繁にありました。しかし、移住後は県民性も影響してなのか「自宅には来てほしくない」と言われることがほとんどで、県民性の違いを学びました。現在は古民家サロンを拠点としていて、非日常の時間を楽しみたいというお客様が多くいらっしゃいます。その一方で、古民家サロンが遠い、または自宅での施術は避けたいというお客様に向けて、空きスペースやイベント会場での施術を行うこともあります。
四国の中心で叶える理想の暮らし
ー交通の便や買い物など、移住前と⽐べてどのように感じていますか?
それほど不便は感じていません。移住前から車移動には慣れていましたし、三好市は四国の中央に位置しているため、さまざまな場所にアクセスしやすいです。交通量も少なく、車の運転が楽に感じます。また、地元のスーパーでは無添加の食品や米粉を使った健康志向の食品などたくさんの種類の商品が販売されており、移住前よりも環境が良くなったと感じています。
ー⽣活費や収入に関して、移住前と⽐べて変わったことはありますか?
移住した当初は何かといろいろな物価が安いと感じることが多かったです。私たち夫婦は移住前から手に職をつけていたので、職種も変わらず収入に変化がなく、困ることはなかったです。特に都会から移住される方からすると、生活費はかなり下がったとよく聞きます。
ただ、人によっては働き口が少ないことで就職先に困る人もいるかもしれませんが、探してみると案外三好市にも仕事はあります。
ー地域の行事などに参加された経験はありますか?
移住2年目から自治会の役員をしています。地元の方から若い人の意見が欲しいということで役員に加わり、その地区で行われる行事には積極的に参加しています。主な活動には掃除や草刈り、お祭りなどがあります。
また、移住するまで畑作業の経験はありませんでしたが、近所のおじいちゃんたちが親切に教えてくれます。時には予定が合わなくて畑仕事ができないときも、地域の方が気を利かせて手伝いに来てくれることがあり、三好市の人たちのあたたかさを直に感じました。本当に感謝しています!
ー三好市のどんなところが好きですか?
やはり自然ですね。具体的に「どこが好き?」と聞かれる一言で答えるのは難しいですが、全体的に魅力を感じています。どこから何を撮ってもきれいに写真が撮れるくらい壮大で美しい自然が好きです。最近ではきれいな空を背景に新庁舎を撮影した写真がお気に入りです。あとは、何もないからこそ、何でも挑戦できるところも気に入っています。
相生市から移住してきて、そば米雑炊が大好きになりました。関西ではこってりした食べ物が多いですが、こんなにあっさりしていて、しかも栄養豊富なんだという点に感動しました!
ー三好市での移住⽣活で感動したことはありますか?
人とのつながりに感動しました。三好市は小さなまちだからこそ、市長と直接話す機会があったり、行政との距離がとても近いのが特徴です。市民のみんなが自由に意見を言い合い、誰かが発言すると、みんなで受け止めて「次はどうしようか」と建設的に話し合える環境が素晴らしいです。こうした経験は、移住しなければ得られなかったことだと思います。
移住者へアドバイス「助成金情報は早めにチェック!」
ー移住してから事前に知っておけば良かったことを教えてください!
もっと助成金や金銭面のサポートについて事前に知っておけたら良かったと感じました。市だけでなく県からの支援制度もあったようですが、事前知識がなく受け取れなかったこともありました。初めての移住だったので、こういった情報がもっとPRされていたら、準備しやすかったのになと思いますし、しっかり調べることが必要だなと思いました。
ー移住後に役⽴ったサポートを教えてください!
地方創生推進課の移住コーディネーター元木さんや三好みらい創造推進協議会の小西さんにお世話になっています。また、三好市では、移住コーディネーターや行政関係なく、みんながサポートしてくれる環境が整っています。たとえば「こんなことで困っている」と相談すると、誰かが必ずつないでくれるので、とても心強いです!
子どもたちにとって住みやすいまちにしたい
ー最後に、松岡さんは三好市で今後取り組みたいことはありますか?
やりたいことがたくさんあります。例えば、本業とは全く関係ありませんが、私は子どもたちにとって住みやすいまちにしたいです。地域のブレインストーミング会議でも、子どもに関する問題が頻繁に話題に上がります。それをきっかけに夫が自動車整備士ということもあり「ミニ四駆でまちおこし」という取り組みを始めました。子どもが遊べる場所を作ることで、移住者の増加にもつながると考えています。今後は子どもの教育にも関わっていきたいです。
もう一つは、三好市の魅力をより多くの人に伝えるために、PR活動を強化したいと考えています。全国にいるインテントのメンバーとつながっているので、積極的な情報発信を通じてより多くの人に三好市の良さを知ってもらい、実際に来てもらうきっかけになればと思っています!
最後に
今回は移住者として幅広く活動されている松岡さんにお話を伺いました。この記事をきっかけに少しでも三好市のことを知っていただけると嬉しいです!
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