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常冬

私に、春は来るのだろうか。

その時貴方は、どこにいるのだろうか。


やがて染まりゆく空の下で、

地上から逃れられぬままで、

私は貴方と会話をする。

祈るように、泣くように、微笑むように。

たったひとりの、地球の中で。


どうかこのまま、

常冬の空の中、

君とふたり、

絶えるまで。



読んでいただき、ありがとうございます。 良ければまたいらしてください。