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BOOK REVIEW

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#小説

怒りにまみれた白羽と怒りを知らない古倉さん

遅まきながら、昨年の芥川賞受賞作品であり、読書芸人おすすめの1冊でもある『コンビニ人間』を読んだ。(文芸春秋で)

感想を端的に申し上げると、「短い物語の中に、たくさんの要素が詰まっていて読み応えがあった」というところだろうか。

おおまかなあらすじは知っていた。コンビニから「世界」に出て行くのではなくて、コンビニという「世界」に帰っていく物語だと。だけど、主人公の詳細な人物設定や、巻き起こる(と

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