見出し画像

千歳烏山にさよならを、新たな街にごきげんよう


昨夜は甘いもの油物アルコール、体に毒とされるものをむさぼり食べた。食べすぎという概念なんて当に超えてブラックホール化された胃に罪なる毒たちが吸い込まれていった。

それなのにも関わらず目覚めて早々お腹は空いていた。
どんだけ食べても永遠にお腹が空くのだ。
人間息しているだけでお腹は空くし、お金はかかる。
なんともコスパの悪い生物だとは思わぬか
朝は自分で作ったチゲのスープを飲んだ。それから居候させてもらっていた先輩と先輩宅に別れを告げ新居へと旅立った。

大した移動距離ではない
まあまあ近所という表現がかろうじてできるかできないかくらいの距離感
月に一回くらいは千歳烏山の先輩の家にでも泊まりにいくことにする。

今日の私の脳内は空っぽ
新居については、またお腹が空いたと食べ物のことばかり考えていた。
脳内が考えることがないとすぐ何食べようかなと考えてしまう。
移動している時も何もかも脳内は食べ物まみれ
今の私は人生の中で1番食に貪欲な時期なのかもしれない。
この世のものなんでも食べたいと思うくらいに。

新たな生活拠点から夕方には羽田に向かった。
駅のホームにスケートボードを持っている人がいた。
スケボーといえば完全にストリートあがりなファッションや風貌を想像するだろう。しかしその彼は2005年くらいにみんなかけてたであろう長方形の黒縁メガネをかけていた。
絶妙なダサかった。
そのダサさが一周回ってわたしにはカッコよく見えた。
スケボーストリートカルチャーにはそぐわないそのメガネにギャップを覚えたからだ。

私はヒップホップも好きでよく聞く、ラッパーも好きだ。
しかし、ラッパーらしいラッパーはあまり惹かれない。
ラッパーなのに綺麗めなシャツとか着ちゃってる人に惹かれるのだ。
簡単に言うとギャップが好きってことなんだろうよ。

羽田空港に到着した、崎陽軒の弁当を見つけた
以前テレビ番組でロケ弁として崎陽軒の弁当を紹介していた。それがあったのだ。
衝動的に食べてみたいと思ってしまい、買って食べてしまったのだ。あゝ食べてしかいない二日間だ。
食べれば食べるだけ脳内が食べ物に苛まれていく。

これから本格的に自分の新たな人生が始まる。
食べ物に苛まれる生活はその日から脱することをここに誓いたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?