農業の補助金を減らして、非合理なものを整理統合する政策もやっぱり必要なことだと思う件。
Note を巡回していると、非常に高度な知見で産業分析などをされていらっしゃる方がいらっしゃって、たまたまこのNoteのダッシュボードに以下の記事が上がってきました。
公開から日が浅いのに非常に多くの「いいね」がついていたので私も読んでみました。私も初めて他人様の記事に「いいね」しましたよw
タイトルから「ニュージーランドかな」と思いましたが、やっぱりニュージーランドの話でした(ホントですよ笑)。私自身も時々贅沢して牛肉が食べたくなることがありますが、ほとんどニュージーランド産です。脂身だらけで高い宮崎牛は県民でも合理的な選択としてほとんど買いません。
こちらにも書かれているように、日本の農業に対する補助率は他の先進国と比べてもちょっと度を超えて多いんですよね。
G7 の農相会合が今年宮崎で開催された際に、G7の農相の何人かが、農業があまりに小規模で運営されているのを見て、
「農業がこれほど小規模で維持運営されていることに驚いた」
というコメントがありましたが、別に維持できてるわけではないんですよ。補助金食って生きながらえてるだけなんですよ。
今週、宮崎県が和牛繁殖農家に独自の補助策 9月県議会に補正予算を提案。いくらなんでも優遇され過ぎではないか、と思う件。 という記事も書きましたが、宮崎のような地域に住んで農業の政策を見てると、「あまりにも農業が免罪符になりすぎている」と感じざるを得ない状況になってきています。
牛を育てて売っているからと言う理由で、所得税や住民税が免除されるのは明らかにおかしいでしょ。最低でもそこは平等であるべきです。
個人的に農業に恨みがあるわけでもなく、農業を救うためには、農業に直接金を出すのではなく、農業以外の産業を近郊に発展させるほうがよいのではないかとか、農業地域に誘致すべき別の産業についてChatGPTに聞いてみたりして、「地方で農業を維持しながら他の産業の発展を考えるべきだ」と最初のうちは思っていましたが、思った以上に農業の補助金依存のようなものがひどすぎると最近は感じます。
他の産業が発展しても、そこで得られた税金を農業が吸い尽くしていくような感じになるのなら、非合理な経営をしている農業者を整理統合していくほうが先だな、とさえ最近は思います。
農業従事者の平均年齢は 67歳とかですから、おそらく半分以上は年金受給が可能な人たちばかりですし、農家全体でも農業以外の収入が多い第2種兼業農家が大半ですから、補助金が減らされてもいきなり生活ができなくなる、という人は案外多くないはずです。
最初に引用した記事の結論には以下のように書いてあります。
この意見に、私も全面的に賛成します。
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