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河野俊嗣宮崎県知事の情報隠蔽依頼自己処分の件。地元メディアが舐められたことで発覚したものの、その後も徹底的に舐められたまま終了、という感じかな。

宮崎県の広報課が、河野俊嗣宮崎県知事の1月1日の行動について事実を隠す内容に変更することを依頼した件について、知事自らが2ヶ月間分の減給処分とするという方針を示しました。

個人的には1月12日付けのこちらの記事

他県の事例も参考に処分を決めるそうですが、こんなグダグダなコロナ対応してるのは47都道府県知事の中で宮崎県知事だけですから、参考にする事例もないんじゃないでしょうか。
参考にする事例もありませんから、給料の自主返納ぐらいで「真摯に反省してまーす。テヘペロ」終わりではないかと推測しますが。

https://note.com/miyazakipolitics/n/nd2e0eade3333

と予想した通りの結果だったので、別に驚きも憤りもなく、「そうだろうね」と思ったぐらいです。

実は、「2ヶ月分」も予想していたのですが、もしかしたら法律に違反するのかもしれないと思って控えてましたが、そこまで書いておけばよかったですねw

そんな減給、そもそもやっていいんですかね?労働基準法では、制裁規定の制限が定められていてこういう減給はしてはいけないことになっているはずです。

(制裁規定の制限)
第九十一条 就業規則で、労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、一回の額が平均賃金の一日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の十分の一を超えてはならない。

労働基準法

公務員の懲戒による、減給の場合はだいたい10%が上限です。詳しくは以下のサイトなどで解説があります。

今回は被雇用者ではないですが、選挙で選ばれた人ですので、それ以上の額の減給となると、政治家として自分の選挙に影響のある選挙区民への寄附・宣伝行為のような形になるので、公職選挙法か何かで禁じられていると思っていたんですが。ちゃんとした議会の議決とかいらないんでしょうか?議会で問責が通ったとしても、そんな減給する権限はないと思いますけど。

私は法律家ではないので、これで問題ないのかどうかは誰か教えてください。

それはともかく、「これからの4年間も県知事としてやっていく」という意思を示す儀式は終わりました。

結局、地元メディアが県から舐められまくった要請を受けたことに少し反発したことで表面化したこの事案ですが、それからさらに相変わらず地元メディアは舐められまくっているけれども、地元メディアも何もせず、今日まで来たな、という感想ですね。

今どきはもう、「コロナ脳」とか呼ばれてしまうのかもしれませんが、他でもない県知事自身が発令した「医療緊急事態宣言」が12月27日に出された後、公務でもないのに

12/29 西都、高千穂、延岡にて後援会用務
12/30 えびの、小林、綾、宮崎にて後援会用務
12/31 公舎などで過ごす 16時頃、宮崎八幡宮にて大祓式に参加
1/1 公舎などで過ごす 14時頃、宮崎神宮及び宮崎県護国神社に初詣

https://www.instagram.com/p/Cm65pZpy9vD/

とか、一体何なんだよ、と思います。

その後復帰後には、ほぼ毎日、人口あたりの感染者数は全国最大であり続け、これまで最大の死者数を出した日もあったにも関わらず、コロナに関する話題には、一切触れなくなりました。

そして、JA様の依頼で東京に行き、不特定多数の人が集う場所で金柑の宣伝をしたり、公務でもない政党や業界団体の会合に次々と顔を出しています。これらが「医療緊急事態宣言」下のリスクの低い適正な行動であるならば、どんな行動がリスクが高い行動なのかを教えてほしいです。

そして日曜日には、また大相撲初場所に公務で観戦ですか。せめて医療緊急事態宣言を解除してから行ってくださいよ。

県民の命とはそんなものですか、そうですか。

河野知事に関しては、これまでもずっとこんな感じなので仕方ないとは思っていますが、正月明けの一連の地元メディアの報道を新聞や全録レコーダーで眺めていましたが、結局、県やJA、旅行業界に及び腰なのか、何も考えていないのか分かりませんが、一貫して舐められっぱなしで終わりそうだな、という感じですね。

最初に報じた宮崎日日新聞もネットでは「よくやった」の声もあるわけですが、紙面はこんな感じで、公務員ユーチューバーより小さい扱いで、及び腰でしたからね。

2023年1月5日の宮崎日日新聞の紙面

田舎メディアが官公庁や大きな団体などへの忖度メディアに成り下がっているのなら、仮に県知事が変わっても、新しい知事に忖度するだけの存在ですから、宮崎県の健全な発展はないわけです。

今後宮崎が良くなっていくためには、地元メディア、特に民放2局への痛烈な批判をすべきだなと感じる年明けからの流れでした。

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