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原因不明の神経痛治療

(主訴)
51歳男性。半年前(2023年秋頃)原因重だるく痛くなる日が続き、ピリピリとした症状が現れだす。自分の体を酷使してきたこともありその時から整体・鍼灸・カイロと週2回通うものの改善せず。以前からルート治療を知っておりこの治療で治したいと当院に来られた。

症状が出だした当時病院にも行き、全て検査したが異常ないと言われる。
脳神経外科で検査するものの、脳の異常は全くなくなぜか心療内科に案内される。そして、整形外科にも行きみてもらったが、異常はなく薬で様子を見てと言われる。最終的に診断が下ったのは「鬱病」。ご本人は自分は鬱病ではないと思うんです。ということを初診で話をした。県外の患者さんで高速を使い車で2時間半かかることですが当院で治すことを決心され今治療中です。

1回目治療

患者さんの体を見ると違和感だらけの症状。
これを基準に鍼を打ちどこにルートが流れているか確認をする。

一見普通の背中に見えますが、
ルート(詰まり・コリ・滞り)が見えてきます。
そして、腰にある「あざ・シミ」も同等に
ルートの繋がりを教えてくれます。
見て、触ってだけでは確認できないこともあるので
鍼を打ちながらルートを辿ります。

首もブヨブヨしていて弾力が全くない

一部分の薄毛もかなりのコリが溜まっています

なんともない、腕ですが、ここにも腰同様シミがあり
ルートがどこからどこに繋がっているのかのヒントです。
シミなどに鍼を打つとグミみたいな弾力。

耳も真ん中が陥没しており、耳たぶあたりから
耳下腺が腫れている。こういう見た目の違和感を
感知して、連想ゲームをしている。患者さんに「喉大丈夫?」と聞くと、夕方になると声が枯れて声が出せなくなる。とのこと。

1つの孤立したもの(コリ・その場の滞り)が
連結してルートになってくる。そうすることで
本来単純にその箇所が痛い。だけが、ルートが繋がることで
痛みから痺れに変わり疾患名がつく。

ルート治療はどこからどういう風に伸びてこういう症状まで出たと
治療をしながらどんどん連想ゲームをしている状態です。
「原因不明の神経痛」で来られてもそこに至るまでに
いろいろな痛みが重なりゾンビレベルになっているのです。

それを紐解いていく治療がルート治療になります。

2回目治療


◾️4日間は持ってくれた。
◾️顎のピリピリ、頭のピリピリが軽減された。
治療2回目はお尻から下半身重視。
お尻治療はデリケートゾーンもあり載せませんがコリの塊でした。

ご覧の通り、ボコボコがルート(コリ)だらけです。
仕留める感じで鍼を打っています。

前腕のルートも確認できます。ボコっとしたとこ

3回目治療

◾️痛みが出るまでに5日間もった。
◾️痛みの箇所も減りよくなってきたとこのこと。
◾️顎頭がピリピリ、お尻、太ももが重い。お尻のこりルートがはっきり出ている


4回目治療


◾️一週間もつようになってきたとのこと。
◾️あとは痛みの場所がはっかりわかるようになってきたとのこと

5回目治療

◾️自分が痛い場所の焦点が絞られてきた。
◾️ピリピリが出る時は疲れてきたとき。
◾️お尻の右側、重だるさは改善◯
◾️左側が重い、お尻から大腿二頭筋にめがけて。
◾️左手、右手の親指付け根(合谷のツボ)
◾️右手、肘付近の痛み緩和だけどまだある△
◾️肋骨から前側に向けてピリピリ

6回目治療

◾️当初の痛みを10としたら今現在5
◾️肋骨、頭頭頂部がぴりぴりくる
◾️おしり右があと少し、左はまだある
◾️右腕前腕はあと3分の1
◾️親指付け根痛い

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