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来年のリスクはインフレではなくデフレかもしれない

今年の冬は寒いですね。ラニーニャ現象のせいらしいですよ。厳冬・猛暑になるそうです、北半球では。で、穀倉地帯では不作になるらしいので、穀物の値段が上がって、最終的にインフレになるそうです。寒いと暖房代もかさみますし、大変です。

もっとも、金融市場では2022年のインフレ加速を当然視しています。人手が足りない、半導体も足りない。各国の中央銀行はすでに、来年のインフレに備えて利上げの前倒しを予定しています。「来年がラニーニャでインフレ?だから何ですか?」という感じかもしれませんね。金融市場の反応は。

ということは、マーケットのリスクは「ラニーニャの終息」のほうかもしれません。気象庁は、冬が終わるまでラニーニャが続く可能性が高いと予測していますが、言い換えると春にはラニーニャが終わる可能性が高いわけです。

経験則では、ラニーニャの次はエルニーニョです。エルニーニョの年は冷夏・暖冬になるそうです。過ごしやすくなりますが景気にはマイナスです。そして穀物は豊作で食品は値下がりします。来年のリスクはインフレではなく「デフレ」である点に留意する必要があります。



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