人出が増えなくても経済が回る欧米と、そうじゃない日本。
モビリティデータがいかに大切か、よく分かる記事です。7-9月の実質GDPと連動しているから、というよりも、10月から日本が上向き、欧米が下向きに逆転しています。
GDP統計を否定する訳ではありません。モビリティデータは季節調整していないので、GDPの成長率と単純には比較できません。
ただ、北半球にある日本と欧米で季節性がそう大きく変わらないとすれば、10-12月のGDPでは日本の景気回復が欧米よりも鮮明になるのでしょう。気が早いですが。
面白いのは、欧米の実質GDPが20年1-3月の水準をとっくに上回っているのに、人流は当時の水準を未だに下回ってることですね。人が動かなくても、経済が成長している。企業や国民の所得が増えている。一方、日本は人流とGDPが整合的のようですね。
人出が増えなくても経済が回る欧米と、回らない日本。日本経済の課題はそのへんにあるような気がします。
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小難しい経済ニュースをより身近に感じて頂けるよう、これからも投稿してまいります。