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仕事版コンビーフ

 今日は私の勤める会社のいくつかの商品名について、私と先輩2人とやいのやいの言い合った。「これは○○が由来かね?」「こうらしいですよ」「これは△△だからじゃない?」「あー!それだ!」どんどん出てくる。点と点が繋がる。語源を知る。結局30分くらいその話をして仕事を止めてしまったけど、とても楽しかった。

 私は自分のことを軽度の語源中毒者だと思っている。だからコンビーフのコンへの探求心をどうでもいいと一蹴された時は絶望したし(※『コンビーフのコンってなに?』参照)、その人とは1ヶ月口をきかなかった。

 しかし今日、その商品名や業界用語の語源について話した先輩の中に、なんとあのコンビーフの時の先輩がいたのだ!あの時、「そんなこと、どーでもいいよ!笑」と言ったのに!

 コンビーフのコンがどんなコンであれ、仕事には関係なかったからだろうか。その先輩は”仕事に繋がること以外に価値はない”と思うほど冷淡な人ではなく、むしろよく雑談を振ってくれるので長話をしてしまうし、職場の中でも話しやすく親しみやすい人であたたかい。その人に会うことだけを希望に通勤した日が何十日もある(恋愛的な好意はない)。だからこそコンビーフのコンに疑問を持ったことを一蹴された時は絶望したのだ。

 でも、こと仕事に関わる用語となると、私より14歳先輩だし知っておいた方が良い、と考えたのかもしれない。コンビーフ先輩にとってのコンビーフのコンは、私にとっての「昆虫の卵の歴史」くらいの関心のなさだったのかもしれない。昆虫好きの皆様、すみません。今日はその先輩もすごく楽しそうで、興味津々といった様子だった。だから沢山議論ができた。仕事中に知識欲を満たせた上に、同じ温度で先輩たちと議論できたのが嬉しい一日だった。

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