【🌎私の地球カリキュラム⑦】　部活選択　

【吹奏楽部事件簿】

さーここからは、
私が中学生時代の全てをかけた部活動のお話です。


中学時代の部活は、
人の人生を大きく変える大切な、ターニングポイントなりえると思う。

小学校の6年間習っていたピアノ教室のお姉さん（一つ上の先輩）に誘われて、
私は吹奏楽部に入部を決めた。

以前にも書いた様に、私は楽譜が読めない。
なのになぜ？　
吹奏楽部に？

それは、自分が楽譜を読めないことに気がついていなかったから。(๑˃̵ᴗ˂̵)


音楽は好きだが、楽器演奏よりも唄う方が好き。
だから、合唱部に入るべきだった。

それか、運動音痴だが体を動かすのは好きだから、運動系の部活に入るべきであった。

この吹奏楽部という選択が、
今後の私の人生を大きく狂わせていったのかもしれない。


小学校の同級生２１人の中には、吹奏楽部を希望する子はいなかった。

だから中学へ入学したばかりの私は、
1人でドキドキしながら、放課後音楽室へと向かった。

仮入部をへて、　
あまり考えもせずに入部届を出してしまった。

そして『楽器決め』なるものが行われた。

そこでもあまり考えずに、
ピアノ教室の先輩に誘われるまま、
クラリネットという楽器を選んでしまった。

しかし、このクラリネットパートというのは、吹奏楽部の中でも一番の曲者で、
女子だけのパートで、
人間関係が1番難しいパートであったのだ。
（そんなん、知らんがな誰か教えといてよ。）（泣）(T ^ T)

私は、何にも考えていなかった。
本当に考え無しだった。

楽器決めの時に、　　
私はすでにやらかしていたらしい。

いつも通り、
元気で明るい、面白い子を演じていた、
そのヘンテコりんな姿を見て３年の先輩は面白がってくれた。

中学に入って2ヶ月位経った頃には、　３年の先輩からは「ワカメちゃ〜ん」と呼ばれていた。

なぜかというと。
髪型が〜…(*´-`)


耳が半分くら見えるオカッパ、
後は刈り上げ、
前髪は眉毛上でパッツン、
かなり奇抜なキノコカットになっていたからだ。🍄

「ワカメちゃんパンツ見えてないよ〜」と、
３年の先輩からイジられて、ヘラヘラと私は喜んでいた。(*´꒳`*)

話は少しズレるが、なぜ奇抜なワカメちゃんカットになったかというと。

それは

『私の夢は美容師になる事でした』なんて口ばしる母のせいである。

私は、高校生になるまで一回も美容室に行った事がない、全て母がカットしていた。

髪を切りたいだけの素人がジョキジョキやって、なおかつ散髪代が浮くという一石二鳥の案件であった。

話を戻そう
3年の先輩にイジられながら、
クラリネットをピーヒャラと吹き、
楽しい部活の時間が流れていた。

しかし
楽しい部活の時間は長くは続かなかった。

可愛がってくれた３年の先輩は夏休み明け、
秋の定期演奏会が終われば引退する。

３年の先輩が引退した後、思わぬ事態が起こった。

３年の先輩に可愛がられていた私は、　
２年生の嫉妬、妬みをかっていたらしい。

３年生が引退した瞬間から２年生のクラリネットパートの先輩に、完全無視を受けることになる。

何が起きたのか分からなかった、
なんでこんな事をするんだろうと、
ハテナ？？だらけであった。(~_~;)

しかし、
私は気にしていませんって感じでヘラヘラ笑って過ごしていた。

部活中、先輩は教室の中で練習をする。
後輩は、外廊下に立って練習をするのがいつものスタイルであった。

そんなある日、
パートミーティングなるものが行われた、
パートミーティングとは先輩が後輩に圧力をかけるという儀式である。

1ヶ月に一回位のペースで行われた。

３年生が引退した後は、
抑圧されていた２年生のストレスが、
大爆発して無法地帯であった。

「一年生教室入って」の先輩の一言
一年は、小走りで後のドアから「失礼します」と教室の中へ入り、後ろのロッカーの前に指先までピシッと伸ばして直立不動で立つ。

２年生は
黒板前の椅子や机にドッシリと座り、
一年生を締め上げる。

なんじゃこの儀式は？
訳がわからんかったが、
とりあえず口を一文字に結んで、
申し訳なさそうな顔をしてその場に立っていた。

そして、２回目のミーティングに、
私は呼ばれなかった、
私だけぽつんと廊下に残されていた。
そして教室の中から、先輩のこんな声が…

先輩　「○○さん（同級生の名前）宮さんと友達なん？」
同級生「いいえ」
そんなやり取りが聞こえてきた。

その日から、
同級生のクラリネットパート女子達からも無視をされる様になった。

みんな、なんなん？

さっきまで、
友達だと思っていた人達が一瞬で、
敵に変わった瞬間だった。


さーーーーー
そこからはけっこうハードな毎日だった。
クラリットパートの同級生達は、
【私をイジメる】という一つの目標を先輩と　共有する事によって先輩達と、とても仲良くなっていった。

私は、なすすべなく負のスパイラルの中に身を置いていた。

時は流れて、
何度目かのパートミーティングが行われた、
勿論私は呼ばれない、廊下に1人ポツンとなった。
まーいつもの事って感じだった。


しかし、　
いつもと違ったのは吹奏楽部顧問である匠先生の動きであった。
匠がパート練習をしている教室に来るのは稀な事である。

職員室の真上の教室で練習しているクラリネットの音が突然聞こえなくなったからなのか？
誰かに用事があったのか？

匠はパートミーティングが行われている教室へと足を踏み入れた。
そして、事件が発覚する。

その教室内で行われていた事とは。

な、な、な、なんと、



写真撮影会であった。パシャリ📸

当時、インスタントカメラ【写るんです】が発売され大流行であった。

カメラを手に入れた先輩は、仲の良い後輩達と楽しく写真撮影をしていたのだ。

学校にカメラを持ってくるなんて、
当時は絶対にやってはいけない事であった。

ましてや、部活中に…パシャリなんて
この後、数時間クラリネットパート女子達はこっぴどく匠からのお説教を受けたのは言うまでもない。

まー私は、教室の中にはいなかったから、
時間が来たらさっさと帰ったけどね。

その後数日間、部活中は重たーい空気が流れていた。
しかし、ここでなぜ私だけ教室に居なかったのか？
匠が疑問に思ってもよかったのだが、
匠は何も言わなかった。

次は【番外編】　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　⑧へつづく

【番外編】をとばして
　　　【私の地球カリキュラム⑨】でもokです