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今、新型コロナウィルス禍の中でスナップ写真が出来ること

予想通りと言えば予想通りでしたが、解除延期となった緊急事態宣言。それによって不要不急の外出は制限されています。「用事もねぇのに出歩いてるんじゃねぇ!ステイホーム!」と言われてしまうと、街の中を歩かなければならないスナップシューターにとっては羽をもがれたようなものでして。

はてさて、そんな状況下で、どうするか…スナップシューターが出来ること、スナップ写真が出来ることってナンダロウ?って考えてモヤモヤしながらお仕事の最低限の撮影のみで、ほぼほぼ自宅に引きこもって仕事している毎日です。

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もちろん撮りたくない訳ではないんですよね。逆。撮りたい。本音を言うとガンガン出歩きたい。みんなが出歩いていない時こそ、一歩二歩と足を踏み出せばシャッターチャンスの嵐。いつもは人で溢れているターミナル駅や繁華街の『2020年のイマ』の姿を撮り、写真として残したい。

…が、今はまだ症状が出ていないだけで、もしかするとすでに自分は無症状の保菌者で、その無自覚な状態でアチコチ歩き回ってしまうと周囲の人たちにウィルスをばら撒いてしまう可能性が高い。マスクをしても、手袋をしても。

周囲の人たちを危険にさらすのは絶対にあってはならないこと。

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街の変化をとらえるのはスナップ写真の意義の一つ。このコロナ禍の先、恐らく日本は変化することでしょう…きっとね…たぶん…

まぁ、割と簡単に移行出来そうだったはずのリモートワーク・テレワーク化、ハンコの電子化ですらほぼほぼ進まなかったまま今現在に至ったことを見ると、ちょっと微妙なところですが(笑)

日本・日本人は変化することがちょっと苦手だと思うのですが、でもきっと人それぞれの考え方や価値観、社会・街や国の在り方が問われ、変化して行くと信じています。

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そうは言いながらも、、、『イマ』を撮りたいと言いながらも、、、なかなか出歩けていません。時間がちょっと長めに空いても以前のようにパッと出かけられなくなっています。

心境的な部分が大きいんでしょうね。何か、何と言うか…言葉にできない、ナニカ。

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それでは精神的・体力的に不味いので「ちょっとでも歩こう!」と自分を奮い立たせて、誰ともすれ違わないド深夜にドラクエウォークするくらい(笑)

繰り返し書きますが、ウィルスを貰うのはもちろんのこと、ばら撒いて人に感染させる可能性を考えると本当に出歩くのが怖い。

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そんなコロナ禍の中で、受け持っている覚王山スタジオのワークショップ『The Street Snap 2020』が4月からスタートを切りました。こんな時の開催に賛否あると思いますが(どちらかと言うと否かな?)、みんなにも『IMA』を残して貰いたい。

機材なんか何でも良い。一眼レフカメラを持たずとも、コンデジでもスマホでも何でも良い。手袋やマスクなどでガードして、一歩でも外に出て貰いたい。

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…が、今のところ、講師である自分自身がまったく出歩けていないので本当に困ったもんなのだが(笑)

撮ろう。とにかく、撮ろう。最大限に防備して、気持ちを整えて、歩こう。スナップやる人たちもムリのない範囲で『今の日本』を残してみて下さい。5年後、10年後、きっとその写真は雄弁に何かを語ってくれるはずです。

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と、長々と堅苦しく書いてきましたが、まぁ一言で言うと、お気楽に能天気にネコを撮りたいんですよ!(笑)

何も気にせずにクソ下らないスナップ写真を撮りたいんですよ!(笑)

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ああ、そんな日々が一日でも早く戻ってきますように。。。

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