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毎日がブルペンデー 白黒の男たちは止まらない 2023.10.20-21 CSパ ファイナル オリックスVSロッテ第3・4戦

白黒の男たち さぁ行こう燃えあがれ いつまでもどこまでも 俺たちはとまらない Wow Wow Wow 叫ぼう 誇りを胸に

レフトスタンドをうずめた黒いユニフォーム。諦めない。白黒の男たちを歌い続ける。数々のミラクルを起こしてきたチームだ。最後のアウトのコールまでは諦めるはずがない。

9回、マウンドに立つのは平野佳寿。
だからどうした。
打ち崩さなければ勝利はない、だから打つ。

オリックス投手陣にさんざん抑え込まれてきたポランコが、意地を見せる。
弾道は、伸びる、伸びる。
右中間スタンドに飛び込むホームラン。
喜びを抑えた控えめな「パワー!」のアクションが、まだまだこれからという執念を感じさせる。

茶谷に代打・角中が告げられる。
ここで角中。
ミラクルの序章はここから。

しかし、角中、続くスーパーなはずの安田も打ち取られる。
山口、意地を見せろ。

ファウルで粘る。
フォークを見切った。
7球目のフォークを鋭く振り切る。
やった・・・・・・強い当たりはサードライナー。
宗のグラブに収められる。
無念。

2位からの下剋上は、ならなかった。
千葉ロッテマリーンズは、しかし、たくさんの勇気と、希望と、夢をくれた。
リーグ終盤の相次ぐケガや体調不良等による選手の離脱。

まともにオーダーも組めない。
ピッチャーのローテションは、火の車通り越してる。

第3戦とこの4戦目も、ほぼブルペンデー。
ソフトバンク戦に続き、クライマックスシリーズでブルペンデー。
毎日がブルペンデー。
こんなチーム、あるかい。

第3戦は、澤村、中森、国吉、坂本、西村、東妻でつないだ。
7回まで0で抑えるも、8回に2失点。
いや、めっちゃすごいやん。
オリックス打線をブルペンデーで2失点だよ、すごいよ。

第4戦は、ケガで戦列を離れていた種市が先発。
おそらくそういう予定だったのだろう3回で降板。
東妻、森、東條、坂本、澤田とつなぐ。
佐々木朗希もブルペン入りしてたから、もしもの場合には登板の可能性もあったのだろう。
まさに総力戦。
それで3失点。

この毎日がブルペンデーの緊急事態に、2試合でのべ11人、実質9人で5失点で乗り切った。
これが白黒の男たちの意地だ。
魅せてくれたよ。

千葉ロッテマリーンズの魅力を存分に発揮してくれたクライマックスシリーズ。
リーグ2位の面目躍如。
ああ、やっぱ、いいチームだ。

しかし、やりのこしたことは、来シーズン、きっちりやらないとね。
最後はZOZOマリンで、うれし涙を流そう。

白黒の男たちは、止まらない。




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