素直に報酬交渉したら文字単価が2倍になった話
こんにちは、みやべ(@writing_ryoma)です!
僕自身まだライター歴が1ヵ月程度ではあるものの、すこしずつお仕事も増えていき文字単価も現在は1.2円となりました。
ただ、一番最初に募集した案件は1文字0.5円(現在も継続して受注している)であったので今の案件の中でも半値程度で少し気にはなっていました。
そして今回、思い切ってクライアントさんに交渉したんです。
そうすると、交渉をキッカケにライターとして活動していく上で持っておいた方がいいマインドについて気が付いたことがありました。
今回はその気づきのお話していこうと思います。
こんな人に読んで欲しい
❓クライアントに報酬交渉が中々伝えられない人
❓報酬の交渉は気が引けてしまい、途中で仕事を辞退したことがある人
この記事で得られるもの
✅自身の体験を通して分かった交渉時のマインド
物足りなくなった報酬
あなたもライターとして活動しているとクライアントさんとの付き合いが長くなるほど、最初に受けていた文字単価(報酬)が現在では物足りないと感じたことはありませんか?
僕自身、最初に受注できたマンガコンテンツ記事は1文字0.5円でした。
それはもう一番最初の案件が取れた時は報酬の値段なんて関係なくめちゃくちゃ嬉しかったですよ!
でも、ライターとして活動していき1ヶ月も経つと1文字0.5円という報酬は他の案件と比べてかなり低い報酬となり、少し物足りない感じがしてきたんです。
今まではあまり気にしていなかったですし、
正直なところ
「好きなマンガの記事を書いてお金ももらえるからラッキー♪」
くらいにしか考えていませんでした。
しかし、前回のnoteで決意表明をして考えを改めました。
「そんなのん気なことを言っている場合じゃない!」
と自分に喝を入れて、さっそく交渉に移る決心をしました。
いつ言うか?どう言うか?
クライアントさんにいざ報酬の交渉を行おうとすると不安な気持ちが押し寄せてきました。
「もう少し長い期間を付き合ってから交渉した方がいいんじゃないか?」
「交渉することでクライアントさんに嫌われてしまったらどうしよう?」
「そもそもどう言って交渉すればいいんだろう?」
このように考え、頭を悩ましていました。
しかし、30分くらい考えた後に
「悩んでも仕方がない!時間もったいないしやるだけやってみよう!」
と持ち前の楽観的思考で交渉してみることに。
そして報酬を交渉するときに1つだけ心理的テクニックを使ってみました。
現在、文字単価0.5円を交渉で0.7~0.8円にしたいと考えていました。
ただ、そのままお願いして通らずに0.6円と微妙な結果に終わるのが嫌だったのでドア・イン・ザ・フェイスという心理テクニックを使ったんです。
(詳細は下記)
ドア・イン・ザ・フェイスとは
問してきた説得者の顔めがけて玄関のドアを閉めるといった比喩のように、説得者は、回答者が断る可能性が最も高い大きな要求を1番目に行うことによって、2番目の要求を回答者に従わせるように説得する。 その場合、回答者は、同じ要求が単独で行われる場合よりも、2番目のより合理的な要求に同意する可能性が高くなる。
(引用:「ドア・イン・ザ・フェイス」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2021年8月30日23時(日本時間)現在での最新版を取得。)
僕は最初に文字単価1.0円を提示し、0.8円で交渉がまとめる狙いで提案文を書きました。
そして報酬を上げて欲しいキレイな理由(建前)は考えに考えて思いつかず!笑
自分の素直な想いをハラを割ってクライアントさんに伝えることにしました。
以下がその提案文です。
○○様
継続のご依頼ありがとうございます。
一点報酬金額に関してご相談させて下さい。
現在1文字0.5円で契約させて頂いているのですが、
1文字1円にまで引き上げることは可能でしょうか。
現在私が受注している文字単価の相場より上記報酬を提示させていただいております。
お仕事依頼が増えていく中で今後も○○様とは長くお付き合いさせていただきたく思っております。
しかし、現状の報酬ですと今後ライターとして活動をする上で物足りなさを感じているのも事実です。
不躾なお願いで申し訳ありませんが、ご検討いただけますと幸いです。
もう本当素直に
「今の報酬じゃ足りないから金くれ!」と言ってますね。笑
ただ、この提案文の後に帰ってきたのは衝撃の文面でした。
金額の件、承知いたしました。
「えっ!マジで!?」
文字単価1円はあくまでブラフだったので、そのまま通るとは思わずビックリしてしまいましたが、そのまま1文字1.0円で契約完了することに。
そして今回の交渉から気づいたところがありました。
いつ言うか?どう言うか?よりも
素直に想いを伝えるべき
僕が今回の報酬交渉で気づいたことは以下の通りです。
🔷クライアントさんはあまり交渉を嫌がらないかも?むしろ、思うところがあっても言わずに仕事を続けてしまい、ライティングに影響が出る方が嫌がられるかも
🔷ライターとして自分の価値は周り(他のクライアントさん)がつけてくれている。その根拠をもとに強気で交渉してもいいかもしれない
🔷時には心理的な交渉もモチロン必要!だけど、長く付き合っていくならハラを割って素直に自分の考えを伝える方が将来的にはいいかも
はい、全部「かも」です。笑
でも大きくは外れていないんじゃないかなと思っています。
僕らがそうであるようにクライアントさんだって気心知れたライターさんと長く仕事をしたいに決まっています。
そうなってくると交渉するときには小手先のテクニックよりも、
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自分の素直な想いをそのまま相手に
伝えた方がいいと考えました。
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最初に僕が交渉の着地点として考えていた文字単価0.8円は素直な想いよりも小手先の心理テクニックに頼って出した数字でした。
そりゃ、現在文字単価1.2円ですから最低でも文字単価は1.0円以上がいいです。
けど、それじゃ受け入れてもらえなさそうだからドア・イン・ザ・フェイスで1.0円提示で0.8円GETという打算にまみれた考えでした。
でも、これじゃ仮に提案が通ったとしてもキチンと自分がライターとして全力で取り組める値段なのかと言われると、しっかりと頷けはしません。
だって、計算の上で交渉して自分の欲もある程度抑えて調整しているわけですから。
プロである以上、自分の事を分析してプロフェッショナルとして自分が納得して仕事ができる報酬で交渉した方がよいと思うんです。
自分にウソをつかずに、まずは己を知って相手に素直に伝えてみる。
ダメだったらダメでいいですし、打算的な要望はどこか相手に伝わると思います。
今回は小手先のテクニックを使ったものの、交渉理由としては僕の素直な気持ちを伝えたことが良かったのかもしれません。
まあ、まだ1回しか交渉していない若輩者の戯れ言です。
今回のクライアントさんが神様のように優しかっただけで、世間がそんなに甘くないことも重々承知しております。
ただ、自分がクライアントだったら素直に気持ちを伝えてくれるほうが信頼が出来るなとも思います。
自分の仕事に責任をもつには報酬も大事です。
報酬が安いからとその案件を後回しにするようになったら、それは仕事への責任感が薄れている証拠。
僕が今できる交渉術は最高のパフォーマンスが出来るような報酬を自分がまずは素直になって考え、その想いを相手にハラを割って伝えることだと思っています。
まとめ
✅交渉には心理テクニックも必要だけど、それ以上に相手に素直な気持ちを伝えてもいいかもしれない
✅ハラを割って話せば相手にとっても自分にとってもプラスになる交渉が出来るかもしれない
著者情報
宮邉 龍馬(みやべ りょうま)
<経歴>
1987年生まれ 兵庫県出身
2012年 神戸学院大学総合リハビリテーション学部卒業、同年東京に上京し病院に理学療法士として勤務
2021年7月 88万円のWebライター講座に自己投資、Webライターとしての活動を開始←今ココ
<自己紹介>
こんにちは、宮邉と申します。
顔が濃いねってよく言われます。
子どもと奥さんに支えられながら日々生きています。
ライターさん達と繋がりたい。いや、色んな人と繋がりたいです。
少しでも興味があれば絡んでやってください。
<趣味>
読書(マンガとビジネス系)
<好きなもの>
奥さんと2人の子ども、チョコレート、あんこ
Twitter:個人アカウント
みやべ りょうま@セールスコピーライター
Facebook:個人アカウント 宮邉龍馬
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