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日々のこと 0922

開催中の「あいちトリエンナーレ2019」を満喫しております。行くたびに心震わされてます。こんな面白いと正直思ってなかったよ。
自分的目玉、楽しみにしていた映像プログラムも先週から始まりました。その所作にもようやく慣れてきたところです。

遠方から「行くよー」と連絡をくれる友人知人もちらほら。毎回個別に伝えるのもアレなんで、何日か通ってみた上での、映像の方に関する基本的システムと注意事項をメモしておきます。これから行こうかと思ってる人の参考になれば幸い。公式サイトも見て、足しにしてください。

・鑑賞にはすべてトリエンナーレの1dayパスorフリーパスが必要です。まずは入手を。美術展もまるっと見られるお得なパスです。上映会場でも整理券をもらう時と入場時に提示するので、必ずあらかじめの入手を。
・上映会場は愛知県美術館12階。同フロア内にコインロッカーも有り。12階に着いたら受付で整理券をもらいましょう。
・全ての上映は整理券制です。パスとは別に整理券が要ります。番号順の入場、自由席。
・どのプログラムもかなり混雑します。特にトーク付きは大人気、早めに整理券をもらうこと。人気作品は配布開始10分で即完です。整理券は「その日の最初の上映30分前」から配布されますが、開館自体は9時。人気プログラムは開館前から並んでて驚きます。取れないと見られない。
・会場は大会議室ふうなスペースでフラットな床に椅子を並べた状態。劇場とは違い、位置によってはかなり見にくい。長時間作品や外国映画の字幕作品はキツイです。なるべく前方か座高の低い人の後ろを確保しよう。
・スタッフさんは超親切対応。みんな丁寧。ホントありがたい。
・全館完全禁煙。喫煙者のかた、禁煙指定地区のため建物外もNGですよ。

トークショー付きの上映は混みますがオススメ。たっぷり1時間〜1.5時間取ってあり、非常に濃厚で面白いです。津田大介さんの進行も素晴らしい。抱えきれないお土産をたくさんもらって帰れます、まじで。

で、せっかくなんで、もちろん現代美術展も見てほしい。スゴイのがたくさんあります。
私が好きだったオススメ5作品。

●県美術館
・ユェン・グアンミン「日常演習」

●市美術館
・桝本佳子「五重塔」

●円頓寺、四間道
・キュンチョメ「声枯れるまで」
・弓指寛治「輝けるこども」

●豊田市
・ホー・ツー二ェン「旅館アポリア」
・高嶺格「反歌」

あれ、6個あるぞー。笑
ひとつだけ選ぶとしたら、私は「輝けるこども」かな。次点は「旅館アポリア」。
「声枯れるまで」は人選も良く泣いてしまった。市美の「サイコマジック」は映画とセットで意味を成す気がするので、ホドロフスキー新作を見る人はぜひ。作品の話はゆっくりまた書きたいな。

なーんて、得意げには語れない。実はまだすべての作品を私も見てない。それくらい会場は広く、作品はいっぱいあります。
でも確実に思うのは、このトリエンナーレ、「足を運んだ人の勝ち」ということ。
「表現の不自由展」の騒動ばかりが有名になった感ある芸術展ですが、実際に訪れて初めて分かることが本当にたくさんあります。「騒ぐ人ほど足を運ばない」のを実感してます。雰囲気も印象も、多分思ってるのと違う。言っても伝わらないと思うし、そう言われても来ない人は来ないでしょう。けど、来た人の勝ち。来ないと何も始まらない。私もそうでした。 まずは自分の目で耳で感じてくれ。とても大切なことを考える機会に溢れた芸術祭です。

今日は町山智浩さんと津田さんのトークで、津田さんが心強い言葉を発してくれたのを聞きました。
津田さんの上映トークはこれまで6回見ましたが、「不自由展は再開します!」と彼は断言した。
そして実際に再開するかどうか以上に、津田さんが元気にそういうことを言う姿が、私はとても嬉しかったんですよ。

#あいちトリエンナーレ


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