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雑記

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#写真

日々のこと0929 KYOTOGRAPHIE、恋する惑星

思い出すだけで幸せに満たされてフワフワ浮き足立ってしまう日が、またひとつ増えてしまった。はー嬉しい。 「KYOTOGRAPHIE 2020」と、映画『恋する惑星』の話をしますね。 ウォン・カーウァイの元専属スチールカメラマンで香港の写真家、ウィン・シャが「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」に出展している。日本での展示機会は多くないらしい。その名も「一光諸影」 One Lights,Different Reflections.  良いタイトル…(うっとり)。 京都で

日々のこと 0317 岸政彦の本を鞄に入れて淀川沿いを歩いた話(後編)

大阪で淀川を歩いてる話、つづきです。 前編はこちら。すぐ読めるからチラリと見てね。 岸政彦さんの「図書室」を持って河川敷を歩いていたら、唐突に自分が今この表紙写真の付近にいることに気づいてしまった、という話。 ただし、向こう岸で。 ここまで来たら、渡るしかあるまい。 にしても淀川、デカい。どっから渡るんだコレ。 ようやく渡れそうな橋を見つける。あずき色の電車が鉄橋を渡っていくのを横目に、私も川を渡る。 淀川は想像よりもずっと大きな川だった。かなり深そうで、上から見ている

日々のこと 0316 岸政彦の本を鞄に入れて淀川沿いを歩いた話(前編)

大阪で、時間があいた。 ホテルチェックアウトの支度をしつつ、持ってきてた岸政彦さんの本「図書室」の表紙がふと目に入った。 淀川にいってみようかと思った。 岸さんの本には大阪の地名が山ほど出てくる。大阪は何度も来ているが、目的地のみになりがち。土地勘がない上、神がかり的な方向音痴の私には、地名はうまく線にならず、点でしかない。大阪で読み返せばさらに楽しい気がして、「図書室」をなんとなく鞄に入れてきていた。 せっかくだから表紙の場所に行こうかと思ったが、コレがどこだか分かるわ

日々のこと 1228 佐内正史

「とりあえず一区切り」という瞬間に、何かが崩れるらしい。 去年の暮れもそうだった。高熱を出し、お布団の中で年を越した。元日早々、休日診療所に這っていくというのをやった。 今年は「さあ、そろそろ仕事納め」というときに突然歩けなくなり、その場にしゃがみこんだまま口もきけず、ダラダラ脂汗を流すのみの状態に陥った。 かなり自由気ままに日々を過ごしていると自分では思っているのだが、こうした区切りのタイミングでガタガタッと身体が急に壊れるのは何だろう。どこかで張っているものが一気に崩

日々のこと 1104 佐伯慎亮さんの話(後編)

前編はこちら 「二時間で戻ってきてください。テーマは『光』です!」といわれ、各自持参したカメラを携えて解散。 光…。雨も降りそうな天気だけど、光…。現在地はあべのハルカス。ここから、どこへ向かおう。 みんな一斉に散っていく中、Mさんという女性が「あのー、良ければ一緒に行きませんか?」と声をかけてきてくれて快諾。佐伯さんにもご一緒していただき、とりあえず外へ。 光、光…。歩道橋からあちこち撮っている佐伯さんの背中を眺めつつ、私も見えるモノにカメラを向けていく。天気も徐々に回復

日々のこと 1103 佐伯慎亮さんの話

このところ大阪が好きです。楽しいことばかり起こります。 先月の終わり、また大阪で楽しいことがいろいろありました。そのうちのひとつを。 佐伯慎亮さんという写真家がいます。写真集「リバーサイド」に惹かれたのが、昨夏の終わり。その佐伯さんの写真ワークショップに参加してきました。 参加者は十数名。阿倍野を拠点に、午前中からほぼ一日がかり。主催は大阪市。とても充実した内容でした。 カメラは仕事で必携だけど、自信はない。使い方を勉強できたらいいな。でもそれより何より、佐伯さんに写真を

日々のこと 1014

夏の初め、名古屋にいらした平野勝之さんと「ぶらぶら歩いて写真を撮る会」というのをやった。その時、平野さんが私たちにもカメラを向け、何枚か写真を撮っていただいた。 撮られたことすら忘れていたのだが、その時の写真が届いていた。 じっと見て、しばらくしてまた見た。時間を置いてまた見た。何度もそんなことをしていた。なんかなんか、すごく嬉しかった。 私は仕事で人を撮影することも多く、写真は好きだ。でも基本的に私はいつも撮る側であり、撮られることにはいつも慣れない。 そして実は、撮ら

平野太呂@ON READING 2017.1.22

気になる人、平野太呂さんという写真家が名古屋にいらしていたので会いにいきました。ON READINGでのスライド&トーク。 ずっとずっと欲しかった自主制作の写真集『LOS ANGELES CAR CLUB』がご本人からしか買えないと聞き、この機会を待っていたのです! 「この車、停まってるのか、走ってるのか、どっちだろう?」 ひたすら車が映っているだけの写真、最初に見た時の私の疑問です。何枚か見るうちに「走っている」と分かりますが、背後の風景が流れていてようやく分かる。