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コーチングのコツを『アオアシ』に学ぶ|ビジネスに役立つマンガの話#1

こんにちは!マンガ好きな経営コンサルタントのみやおです。

今回の記事ではコーチングも学べるサッカーマンガとして『アオアシ』を紹介したいと思います。

コーチングは、最近ますます注目されている人材育成方法の一つです。

今回は、『アオアシ』というマンガの紹介とともに、そこで紹介されているコーチングの使い方についてもお話したいと思います。

ちなみにほぼ同じ内容をラジオ配信サービス「stand.fm」でも語っていますので、音声で聴きたいという方はこちらからどうぞ!

作品紹介

『アオアシ』は小林有吾先生の作品で、Jリーグのユースチームを舞台にしたサッカーマンガです。

愛媛県の弱小中学サッカー部出身の青井葦人(あおい あしと)が本作の主人公になります。足元の技術はイマイチですが、ゴールに対する独特の嗅覚と視野の広さが武器です。

この葦人が、ユースチームの監督である福田達也に見いだされ、チームの入団試験に挑んでいく、というストーリーです。

『アオアシ』はサッカーマンガでは珍しいJリーグのユースチーム(高校生クラスの下部組織)が舞台です。なので、ただ単に「勝つ」という目的だけでなく、チームとして選手をプロに「育成」するということが一つの大きなテーマになっています。

アオアシで学ぶ「コーチング」

このアオアシで学べることの一つに「コーチング」があります。

育成がこのマンガの大きなテーマになっているのですが、育成のための指導方法として大きく分けて「ティーチング」と「コーチング」の2つがあります。

この「ティーチング」と「コーチング」の違いをユースチームの福田監督が説明していて、とても分かりやすかったので紹介します。

「ティーチング」は「選手に答えを教えてあげること」です。例えば次のシーンではユースチームの望コーチというキャラが、守備の方法を詳しく説明しており、ティーチングを行なっています。

それに対して「コーチング」は「選手に考えさせ、答えを判断させること」と説明しています。例えば次のシーンではユースチームの福田監督が葦人に対してプレーの振り返りを行って、コーチングによりベストなプレーが何かを考えさせています。

ビジネスの場におけるコーチング

ビジネスで置き換えると、「ティーチング」は仕事における課題の答えを詳しく教えてあげる、みたいなことですね。それに対して「コーチング」では答えを教えないで、課題の答えを考えさせたり、やってみたあとに振り返ったりして、自分で答えをつかませてあげる、という手法になります。

この「ティーチング」と「コーチング」をバランスよく使いわけることが、重要なんですが、どちらかに偏ってしまう、ということがビジネスでもよくあります。

筆者の場合ですが、人材育成の際に「ティーチング」に偏り過ぎてしまう、ということがありました。そうすると、一見懇切丁寧に教えているようでも、実は、ビジネスで最も重要な自分で課題を見つけて解決策を考える力というものを養う機会を奪ってしまっていたんですね。その問題に気付かせてくれたのが次のシーンです。

この言葉はコーチングの本質をとらえた言葉として、深く胸に刻んでいます。

一方、当然ながら、コーチングに偏りすぎてもダメで、例えばサッカーだとトラップなどの基本的なスキルについてはティーチングでしっかり基本を教えるということも重要になります。

まとめ

ということで、今回はコーチングも学べるマンガとしてアオアシを紹介しました。

サッカーマンガとしてもとても熱いマンガで、予想外の展開があったりしてとてもオススメです。ぜひ読んでみてください。

最後に少しだけ筆者の紹介です。

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