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わたしには満月が現れないかもしれない。
28.11.2021
何をするのもおっくうな週末が訪れた。
最近会社での飲み会が増えて、ほぼ初対面の酔ったおじさんにくつひも結ばれたりして人間の営みなんて無為だ…と思える時間をすごしてむかついていたことはでかい。もともとの怠惰な性格、どこかに行くのにエンジンがかかるのを待ってしまう性格もあり、やはり「公園行くよっ」より「ハウス」が恋しい。アウトプットに追われている日々をリセットしたくもあった。
やっぱり!と思うさみしさがきた。
やっぱり!と思うさみしさがきた。
いつも人と暮らしているツケがまわったというか、物理的にひとりきりになると途端にさみしくなるのだから、今夜はやっぱりさみしくなる。
22時に仕事を終えた同居人(なんてこと)を駅まで送り、そのままひとりきりの家に帰るわけにもいかずに川にくる。川には歩く人走る人立ち止まる人がいて、みんな私とは親しくない。
今、私に近しいのは丸い月だけ、というこのような夜に、初めて私は
「うん、感情とか感動とかそういったものと哲学的な議論が不可分なものとしてみやおさんの中にある」
インターンをしています。春から入社する会社にて、アルバイトのようなものなのに、まだやりはじめて半月たっていないくらいなのに、それでもわたしの半分は商人みたいな顔をしている。
いつもふしぎな気持ちでいます。わたしはこれまで本のことをそのかたさや厚みや手触りというところから、そして深く読み込んだり時に投げ出したりして、あるいは慰みのものとして、掬い上げられるものとして、個人的な関わり合いや学術的な意