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米・白人警官による黒人殺害に対する抗議活動ーひとくくりにできない個の力〈ポートランド〉

米・ミネアポリスで起きた白人警官による黒人殺害事件を受けて、週末に全米各地で抗議活動が活発化しました。

私が住むエリアの近く、ポートランドでも金曜の夜から活動が過激化。

週末は夜間外出禁止令が出されました。

デモに参加する多くの市民の様子が報道されるのを見て、アメリカ市民の個のパワーを強く感じさせられました。

暴力的な活動が目立つものの、決してひとくくりにはできないな、と感じています。

アメリカに住んで大きく衝撃を受けたことのひとつとなったので、noteに残します。

金曜の夜、ポートランドで活動が過激化

金曜の夜、放火や建物の破壊など暴力的な活動がエスカレート。

アップルストアやマイクロソフトなどでは強奪が発生しました。
ルイ・ヴィトンの被害額はおよそ85,000ドルにのぼるとか..

https://www.google.com/amp/s/heavy.com/news/2020/05/louis-vuitton-portland-looted-video/amp/

映像を見ると黒人・白人・男女問わず何人もの人が押し入って次々と商品を持って出てきます。

これはさすがに抗議活動の域を越えていますよね…。

暴力を使わず訴える人たちの姿

放火・車や建物への襲撃など、どうしても目が行きやすいのは暴力的なニュース。

しかしながら、暴力を使わず行進やパフォーマンスで訴える人たちも。

https://www.facebook.com/6321831972/posts/10157805571731973/?vh=e&d=n

ひざまずいた警察官と握手する一幕

NYブルックリンでは、抗議活動者の中に略奪から店を守ろうとする人たちの姿があったそう。

ひとくくりにできない。でも圧倒される

一つのニュースだけを切り取って聞くと、

「抗議する人は過激」「黒人が強奪している」

など偏った印象を持ってしまうかもしれませんが、決してひとくくりにすることはできないと感じています。

様々な立場があるものの、今回の件はアメリカに住んでまだ長くない私に大きなインパクトを残しました。

アメリカ市民が持つ個のパワーというものに圧倒されます。

(ポートランドでは今日、月曜の夜も抗議活動が続いています。)

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