アラタナマフィア/出身者たちのITベンチャー
1 工業製品や鳥獣用わなEC販売/ リファクトリー
町工場の再生目指す
14年前、宮崎市で創業し注目を集めたIT(情報技術)ベンチャー「アラタナ」。2020年には衣料品通販大手に吸収合併されたが、そこで得た技術と経験を基に若手社員が次々と起業した。強固なネットワークが独立後の成長を支えてきたことから、彼らを称して「アラタナマフィア」と呼ぶ人も。県内で活躍するアラタナ出身者たちの今を紹介する。
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アラタナ草創期のメンバーだった守屋将邦さん(36)は昨年5月、EC(電子商取引)販売事業などを手掛けるrefactory(リファクトリー、宮崎市)を立ち上げた。狩猟や鳥獣被害対策用わなの通信販売サイト「イノホイ」や、工事現場などで使われる産業廃棄物ボックスなど重量物専門の工業製品販売サイト「REFACTORY」を運営。社名に込めた思いは、「町工場の再生」だ。
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