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リラックスするための摂食行動

吐くのは痩せたいためではない

私は大学生の頃、過食嘔吐になった。

痩せ願望というよりも、解放感を求め、食べることがエスカレートしていった結果だった。

私は元々とても内向型の人間で、四六時中誰かといる、ということが耐えられない人間だった。(今もだけど笑)

1人の時間が人一倍、必要な人間。

実家暮らしの頃は、門限もあるし、家に帰って、自分の部屋に篭れば、夜から朝までは1人で好きなように考え、好きなことが出来た。


誰にも邪魔されない、1人の時間が当たり前のようにあった。


しかしながら、憧れた、一人暮らし、大学という場所は、自由ではあったが、私の「1人の時間」はなかった。


私の通っていた大学は、実家暮らしの人がほぼいない、特殊な大学だった。


誰かと常に一緒にいる。

これが私にはしんどくて、耐えられなかった。
 
1人にしてほしい。

ずっと思っていた。


1人の時間が、私に必要だった。

1人になった時、私はいち早く、窮屈で、心にしかかる重いものを取り除き、とにかく、リラックスしたかった。

私は、リラックスを求めて、好きな物を食べた。

ストレスフルな状態が生み出した摂食行動

部屋で1人、好きなお笑いのテレビを見ながら飲んだたっぷりのカフェオレを飲む時間は至福の時間だった。誰かが、階段を上がると、揺れるようなボロアパートに住んでいるほど貧乏だったので、納豆卵かけご飯を海苔で巻いたものが、私にとって最高のご馳走だった。

しかしながら、1人になれない時間が増えると、重圧が大きくなり、私のストレスは大きく大きく膨らんでいった。膨らみすぎて、処理しきれないところまできてしまった。

何かを口に入れると、とてもリラックスできた。

消化のために副交感神経が働くからだろうか。

アドレナリンが出て、幸福感を感じていたからだろうか。

とにかく、食べている時は気持ちがラクだった。辛さを忘れることができた。

初めは、食べているだけだったが、次第に「吐く」ことも知ってしまったのだ。

吐くようになったきっかけ


吐くようになったきっかけは、お酒を飲んで気持ち悪くなって吐いたのがきっかけだった。

元々お酒に弱い私は、あまりお酒は飲まないのだが、たまたま、体調が良くなかったのか、気持ち悪くなって吐いたことがあり、その時、吐いた後にとてもスッキリしたことに驚いたのだ。

飲んでも、吐いたらスッキリする。

食べたら、吐けば…いいんじゃないか?

そこから、私は、食べてお腹がパンパンになったら、吐くことを始めた。

ストレスから解放される秘密の時間

多分、私が学生のころ、人前では少食だったから、過食嘔吐をしていたことを知る人はいないと思う。

少食だったのは、1人になった時に、たくさん自分の好きなように食べたかったから。自分のストレス発散の時間の邪魔にならないよう、普段は食べずに、調整していたのだ。


人との距離感

若い頃はどうしても、誰かと一緒にいないといけないとか、世間体を気にしたりとか、取り残されてはいけないと、思いがち。


でも、無理はしなくていいと思う。

自分の性質を知り、自分の心地よい生き方を模索してほしい。


ムリをすると、心が破綻する。

自分で自分を苦しめる生き方は、色々なところに歪みが出てくる。

色々な人がいる。だから、私は変だろうか?と悩んだり、無理に変えなくていい。あなたは、あなた。

しっくりくる、生き方をすれば良い。

考え方はひとそれぞれだから。


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