学校に行けない私を母はどう思っていたのだろう


今月私は誕生日でした。

早いもので、36歳。


母が36歳の時は、
私は14歳。

中学2年生…

今の私に、
中2女子が育てられるか?!!!


と、いつも母の凄さに震えております。
(西野カナ並みにw)


ちょうど中2の頃は、

私の拒食症が一番ひどかった頃。


体重は、
30キロに近づき、体温は34度。

プールがあれば、

夏なのに、顔は真っ青。


ガタガタ震えが止まらなくて、
いつもプールがある時は、
早退していました。


そんな私を何も言わず、
ただ淡々と、
見守りながら育ててくれた36歳の母。


休みの日は、
時々、母と岡山の街に出かけました。


ちょうど、ファッションに興味が出てきた頃で、

ZIPPERという雑誌をよく読んでいました。

ちょっとパンクっぽいファッションが流行った頃です。

ジュディマリのYUKIちゃんがすごく人気があった頃。


好きだったな〜。

ファッションもたくさん真似っこしましたね。


レオパード柄も流行っていました。


秋頃だったでしょうか、母と街に出かけた時に、帽子を買ってもらったんです。

つばのところに、レオパード柄の縁取りがしてある、黒の帽子でした。

被ってみて、なぜだか、とてもしっくりきて、


母に、
「欲しい」と言ったら、


「仕方ないな〜」と言いながら、
母は買ってくれました。


すごく気に入っていて、出かける時は、
いつも被っていましたね。


大学に合格して、
家を出る時、その帽子は実家に置いていったのですが、


帰った時は、母がいつのまにか愛用していて…笑


中学の頃に買ったものなので、私自身、忘れていたのですが、

母が被っているのをみて、急に当時のことを思い出しました。

中2の当時は、自分のことしか考えられず、


母の気持ちなんて、
考える余裕はなかったけれど、


母は、きっと、
一人ですごく悩んでいたんだろうな…って。


その帽子を買う時、
なんて思ってたのかな…


大学で私が家を出て、


その帽子を自分がかぶろうと思った時、


中2の頃の私を思い出しながら、


きっと、


「ちあきは大丈夫かな、
元気でやってるのかな…」と、


心配しながら、被ったんだろうなって。


いつまでも、大事そうに、
その帽子をかぶっている母に、


当時の母の気持ちを、直接聞く勇気は…


まだ、私には、ありません。


でも、いつか、勇気を出して、聞いてみようと思います。


いつまでかぶるんやろか…
幸い、似合ってるからいいのですが笑


愛着のある帽子。懐かしいな〜。


秋っぽい帽子、買いたくなってきちゃいましたね。

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