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モンハンは時間の無駄だと思っていた男が改心した話

初めてモンハンをプレイしたのは、小5の頃。PSPでプレイしたモンハン2Gの思い出は私の記憶に未だ残っている。当時、モンハンは大人がプレイするゲームだと思っていた。それを実際にプレイしたとき、私の中の何かが開いた気がした。

それから私はモンハンにのめり込んだ。モンハン3が発売されると、放課後に友達の家に行ってずっとPSPを握っていた。中学生になって、モンハン4が発売されるとオンラインで同じ部活のメンバーと暇さえあればプレイした。

モンハンのプレイ時間は勲章のようなもので、メニュー画面で300時間の文字が目に入るたびにうっとりしたものだ。

しかし、高校生になってからパタリとモンハンをプレイしなくなってしまった。読書の楽しさを覚え、学生生活の楽しさを知った私には、モンハンをプレイする意義がなくなってしまった。

「このゲームをプレイすることで何が得られるのだろうか」

私はモンハンから離れてしまった。4G以降のモンハンはそれからプレイしていない。

そのつもりだった。


私は社会人になった。5時に起きて17時に帰り、21時に寝てしまう私にゲームをする時間はほとんどない。

それはゲームよりも生きることに集中しなくてはいけなくなってしまったからだと思う。ありもしない将来に不安になったり、自分の存在意義がわからなくなったり。

存在意義が不安になると、ゲームをする意味がわからなくなって将来役に立つものしかやりたくないと思うようになってしまう。

ゲームは将来役に立たない。子供の頃、一番嫌いだった考えが私の中に渦巻いてしまったとき、自分が死んでしまったような気分になった。

しかし、自分の中で革命が起きた。モンハンにのめりこむ自分に出会えたのだ。

事の発端は、弟からモンハンを誘われたことにある。弟は最新作のRISEをプレイしており、このRISEが今年の6月に大型アップデートされることに伴い私も道連れにしたいそうだ。

揺れる私。弟には私の一存で数々のゲームに付き合わせてきた。そして私は弟とゲームをすることで私の杞憂な思いは昇華されてきた。

そして決意をする。

今度は私が弟に付き合おう。そう思った私は、8年ぶりにモンハンを購入した。

イラストの練習や記事の投稿。これらの方が自分のためになるのではないか……
そんな思いは一旦そばに置いて、キャラメイクを済ませた。

出来上がったキャラクターはこちら↓

私は盲目キャラに弱い(サムライチャンプルーの沙羅にやられた)。というわけで、盲目のおじさんハンターという設定にした。

一緒に狩猟を手伝ってくれるオトモも作成し、いざスタート。

私のオトモガルグ。名前はクロイヌです。厨二病?うるさい

ここから本作品が始まりまるが、箇条書きで4Gまでしかプレイをしていない私が衝撃を受けた部分を紹介。

  1. 日本語を話している(2の村長さんの声が好きだった……)

  2. クエストでの操作がめちゃむずい。翔蟲の操作が謎。

  3. 攻撃するとダメージが表示される。

  4. ホットドリンクとクーラードリンクの概念がない

  5. 砥石無限

  6. クエストに出てから装備が変更できる

  7. なんなら食事もできる(3の頃は『風呂忘れたーー』避難の嵐だった)

  8. 壁走れる(幻影旅団ごっこが可能に)

  9. ペイントボールの概念もない(人の役に立つ嬉しさはペイントボールを投げることで知れたのに)

  10. 作りたい装備の素材が集まったら教えてくれる機能(今の子楽しすぎじゃない?)

  11. マップでファストトラベルが可能になっている。しかもロードが短い。

  12. ということは、ティガレックスに吹っ飛ばされてマップ移動するストレスから解放される。

  13. モンスターの生態がない?(映像でみたい)

ちなみに、一番嬉しかった部分は自分がアオアシラの攻撃モーションを覚えていたこと。咄嗟に「……来るッ」と思えたとき。PSPを握っていたあの感覚がSwitchのコントローラーに蘇り、泣きそうになった。



それからというもの、私は弟と協力しガツガツクエストをこなしている(ほとんどは弟のおかげ)。

「おい!やられるなや!」と弟に叫んだり、「ついてきて!」と弟に先導されることに楽しさを感じている。

モンハンは時間の無駄なのか。それは人によって感じ方は変わるだろうが、少なくとも私は無駄な時間だと思っていない。今はそれでいい。

甦れ、私の中の狩猟魂。






おまけ 魚群

横浜を散歩していて見つけました。落ちたときを考えて怖かった。

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