ねぎし

専門卒で23歳の事務職。うつ病。遠距離恋愛2年目。日記や思い出話を投稿しています。エッ…

ねぎし

専門卒で23歳の事務職。うつ病。遠距離恋愛2年目。日記や思い出話を投稿しています。エッセイ本と餃子が好き。Xもやってます。

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絵描き経験0の社会人が、1年間絵を描くとこうなる

まずは、この写真を見てほしい。 1年前の写真を撮るには中々の勇気が必要だった。しかし、これは紛れもなく自分が当時一生懸命描いた絵なのである。 「みんなおれの家族だぜ……」ワンピースの白ひげが脳裏に浮かんだ。過去の自分をぎゅっと抱きしめてあげたい。 私は、1年前から絵を描くようになった。きっかけはnoteからで、「ああ、こんな記事を書きたいけれど、エッセイ漫画みたいに表現できたら面白いだろうなぁ」という思いからである。 かく言う私は、エッセイ漫画調な作品を読むことが大好

    • 母のルーズソックス

      母が高校生の頃の写真を見つけた。 ルーズソックスを履いた友人たちと肩を寄せ合ってピースをしている。 母も当然高校生だった頃はある。でも、それをいざ目にすると他人のような気がしてくる。 写真の1枚にハッピーセットのおもちゃをズラリと並べ、「〇〇(母の名前)の宝物!まだまだ集める!」とペンで書いてあった。 そういえば母はハッピーセットのおもちゃを集めるのが好きで、私もよくそれに付き合っていた。そうか、昔からだったのか。 その1枚の写真をしばらく見つめ、次の写真を捲る。

      • noteを続ける全ての人へ

        耐えることは、待つことではない。 書き手が飽和しているこの時代に、己が書いた文章が読まれるなど思ってはならない。 ひたすらに書き続け、投稿することの繰り返しである。 自分の意思力と戦い、書いても書いても評価されない場合に耐え、なぜ評価されないかを自問自答し続けることが耐えることなのだ。 高校3年のとき、卒業の寄せ書きで現代文の教師から「ワードセンスが抜群」と褒められた。 勉強も運動もダメだった私が、唯一褒められた言葉だった。 耐え難いときはこの言葉を思い出から取り

        • 『0.5の男』が面白い!!

          松田龍平主演のドラマ『0.5の男』が面白かった。 ある日、40歳で引きこもりの雅治(松田龍平)が、「家を2.5世帯にしマス」と母が作ったお弁当箱に貼られた付箋紙を見て、あたふたするところから物語は進んでいく。 この2.5世帯とは、2世帯にもう1人が住める家をコンセプトとした住宅販売店のウリである。 両親との生活に妹家族(旦那、長女、長男)が加わり、仕事をしていない"0.5の男"こと雅治の居場所は2.5世帯の家では当然なく。 物語を重ねるにつれて前に進もうとする雅治に、

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          眠った後に思い馳せ

          私が眠った後の夜のことを、目の前で弾けるポップコーンをぼーっと見つめながら考えていた。 お世話になった係長が異動することになり、送別会をした後のことだった。 送別会では、上司の愚痴やおじさんの昔話、本心か酔いの勢いで言ったのかわからないが「ねぎし君は優秀だから絶対に昇進早いね!」と言ってくれた。 単純な性格とは素晴らしいもので、家に帰ってシャワーを浴びながらその言葉を何度も反芻しては嬉しくなった。 シャワーが終わってから時計を確認すると、23時を過ぎていた。 普段は

          眠った後に思い馳せ

          あまりにも無邪気だった女性

          隣の部署にいる男女の会話を盗み聞きしてしまった。 「お盆休みは実家帰ったんですか?」 メガネのぽっちゃりした男性が問いかける。 「いやー、実家には帰らないで東京にいたんです!あっちは暑かったですよ〜」 女性はニコニコ笑いながら言っていた。 ボブカットで割烹着が似合うような雰囲気で、古風な顔立ちをした女性だった。 「ちょっと汚い話なんですけどね、黒いインナーを着てたら、汗で塩ができてたんですよ!天然塩ですよ!!」 と嬉しそうに男性へ報告していた。 いや普通に汚い

          あまりにも無邪気だった女性

          ドラマを観ない男がハマった3つのお気に入り作品

          地面師たち Netflixで話題のドラマを観た。 ハリソン山中の役が悪いが、トヨエツをいまだに怖く感じる。 4話のリリーフランキーが大好きで、繰り返し何度も観てしまう。 私もツナ缶に醤油を垂らしただけのつまみでビールを飲みたい。 「もっともフィジカルで、もっともプリミティブで、そして、もっともフィティッシュなやり方で、いかせていただきます」 覚えたのに使う場所がなくて困っている。 サンクチュアリ 聖域『地面師たち』があまりにも面白かったので、ロスを埋めるように観た

          ドラマを観ない男がハマった3つのお気に入り作品

          眠るビー玉

          瓶ラムネの中にあるビー玉は取り出せないと思っていた。 人魚姫の絵本で出てくるような真珠みたいに佇むその姿は、シュワシュワと下から上に流れる炭酸の気泡に包まれて妙に神秘的だった。 小さい飲み口を傾けたらコロンっと音がして、「この中のビー玉が手に入ったらたくさん遊べるのにな」と、目の前にあるのに諦めないといけない気持ちが悔しかった。 ハンマーで叩いてビンを壊してやろう! 少年心が縦横無尽に弾んでいたのも束の間、下手に怪我をして血でも流したら母親に怒られるのは嫌だった。

          眠るビー玉

          青森から東京に出張して気がついたこと

          職場の同期とチャットをしていた。 無味乾燥なチャット画面に「東京に住みたいな〜」と表示される。 私は返信を打つ指が止まった。 東京に住みたいとは思えなかったからだ。 たまに泊まったホテルから「綺麗だな〜」と、それ以外の感想なく言えるくらいのほうがちょうどいいのかもしれない。 青森から出張で2ヶ月ほどぶりに東京へ出た。 じめっとしていて、服が肌に張り付くような暑さを感じる頃だった。 時刻は10時過ぎ、新幹線改札口から出ると、人が左右から流れていく。 私が住んでい

          青森から東京に出張して気がついたこと

          「自業自得だろ」なんて言わないで

          「そんなの自業自得でしょ」と素っ気なく言う人がいる。 でも、私はこの言葉を会話の引き出しの手前に置いといてはいけないと思う。 本人が自業自得だなんてことは既にわかっている。 それでも1人で抱えておくには辛いからちょっと会話をしてみただけ。 優しい気持ちがひとつまみ程度欲しかっただけなのに、「お前が悪いんだよ」と言われたら悲しくないですか? 正論なんて可能な限り言わないほうがいい。 だから、会話って思っている以上に難しい。 そのせいで人の話を聞いてばかりになってし

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          YUKIちゃんの聖地。グリーンゲイブルズに行ってきた!

          母親が運転する車で何度も聴いた『長い夢』 『鳴いてる怪獣』で耐えた就活生時代。 『ひみつ』を聴きながら歩く夜道。 私の人生にYUKIちゃんは欠かせない存在でした。 そんなYUKIちゃんの出身地は北海道函館市。そして私は転勤で青森在住。 フェリーに乗れば1時間ちょっとで函館まで行ける好条件に恵まれているのです。 行くしかないっしょ。このビッグウェーブに!!! というわけで行ってきました。 YUKIちゃんの聖地!!! グリーンゲイブルズ!!!!! YUKIちゃ

          YUKIちゃんの聖地。グリーンゲイブルズに行ってきた!

          同じものを何度も見聞きしてしまう癖

          「女の子がしてたらいいなと思うバイトは?」 私はある程度仲良くなった人に聞くことがある。 ある日、ご多分に漏れずこの質問を知人にしてみた。 こんな普段されない質問に悩むだろうと踏んでいたら、「スタバがいい」と即答だった。 あれ?なんだかおかしい。 自分の記憶をほじくり返してみると、前にも同じことを訊いていたような...... すぐに「この質問って前もしなかった?」と確認してみた。 「うん」 寂しい返事。2度と元には戻れない恋人たちの会話のように、冷えた答えだっ

          同じものを何度も見聞きしてしまう癖

          ROG Allyを買って1週間で売ったことについて

          買って後悔したものはあるだろうか。 調べたところによると、1位はロボット掃除機、2位はウォーターサーバー、3位は食洗機だそうだ。 食洗機は楽でいいものだろうと思っていたが、実際は準備がめんどくさかったりするそうだ。 結局、物は買ってみないとわからない。買って喜ぶ物もあれば泣く物もある。 「人生すべて博打だぞ!」と両さんは言っていたが、それを縮小化すると買い物も一種の博打だと思う。 そんな私は、PCゲームを布団でプレイしたいと思い、「ROG Ally」というSwitc

          ROG Allyを買って1週間で売ったことについて

          1口で30回噛んで!痩せるから!わかった!?

          よく噛んで食べてます? 10回以下で噛んで飲み込んでません? 食べた後に物足りなくてカップ麺とか食べちゃってません??? よく噛め。1口で30回は噛め。 そこに答えはある。 私はこれを意識し始めてから痩せた。 173cmに対して72キロあった体重が2週間弱で69キロになった(この身長の標準体重は65.8キロ)。 大人気作の『鬼滅の刃』では、主人公である炭治郎の父親がこんな言葉を言っていた。 「炭治郎、咀嚼だ。お腹が空かなくなる咀嚼があるんだ......」 炭治

          1口で30回噛んで!痩せるから!わかった!?

          エッセイってめっちゃ良くない??大好きなんだけど。

          エッセイが好きだ。大好きだ。 時計を見たらまだ19時15分だったとき、くらい好きだ。 事実は小説より奇なりとは言うが、まさしくそのとおりだと思っている。 実際に起こる出来事は、いつも波瀾万丈で思うようにいかない。 だから、あなたを1冊の本にしたら、それは面白い本だと思う。 そんな人々のエピソードを文章のプロによって表現されるエッセイは、まさしく珠玉の書物だろう。 noteを始めたきっかけは、向田邦子や浅田次郎のエッセイに感化されたからだ。 向田邦子が書く日常の彩

          エッセイってめっちゃ良くない??大好きなんだけど。

          食べるのが早い女の子が好き

          好きなタイプは? そう聞かれたら「食べるのが早い子」と答える。 一見おとなしそうな女の子が、お皿をパパッと持ち替えてぺろりと完食してしまう様子を見るとグッときてしまう。 中学生の頃、給食は前後左右の5〜6人が班になって向かい合うように食べていた。 ある時の給食で、私の向かいに座っていた女の子が、噛んでいるのか不安になるほどパクパクとご飯を口に運んでいた。 私はそれをチラッと見てはスープを飲み、なんかいいなぁと思っていた。 その女の子は、目がぱっちりしていて笑えば八

          食べるのが早い女の子が好き