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コロナワクチンで母を失くしました

みやもとです。

この記事は、前回の記事をお読みいただいた方に向けて書きました。
まだ目を通していない方は、よろしければ下のリンクからご覧下さい。

上記を拡散・共有いただき、ありがとうございました。

皆様のおかげで、たくさんの方々に読んでいただけました。

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これは私だけでは到底達成できませんでした。
本当にありがとうございます。

今回は、拡散いただいた記事を執筆する経緯について書きます。
長文となりますが、お付き合い頂けると幸いです。

母との衝突後

家を飛び出して少し冷静になったあと、たくさんの疑問が出てきました。

(1)
- 新型コロナウイルスのワクチンに対し、なぜ医学的・科学的根拠に欠けたデマや陰謀論が出てくるのか?
- 陰謀論とは一体何なのか?その目的は?
- 反ワクチン派と呼ばれる人はどんな人なのか?

(2)
- 私と同じ境遇の人はいるのか?
- 陰謀論に傾倒した人が身近にいる場合の対処方法はあるのか?

実態を把握するため、色々調べてみました。

(1)
母が主張の根拠とする出どころはTwitterでした。なので、まず専用のアカウントを作り、ワクチンの危険性を強く訴える人たちを片っ端からフォローしました。

すると、そこには母が私に共有したもの以上に、見るに耐えないものばかりが並んでいました。

ワクチンを使って世界の人口削減を目論んでいるだとか、政府はコロナの患者を水増しするよう医療機関に依頼したとか、そもそも実はコロナは存在しないとか等々。

中には残酷な画像や動画もありました。

しかし、内容をよく読むと、全く関係がない話題から無理矢理こじつけていたり、加工の跡がある画像であったりしていて、「明らかに悪意を持った者が誤情報を流し、金儲けをしている」とわかりました。

(2)
次に、私と同じように、大切な人がデマや陰謀論に染まって困っている方を探しました。

そして、ここnoteにあるぺんたん様の記事を見つけました。

ぺんたん様の記事を読んで、自分だけが苦しんでいるわけではないんだと少し救われました。

さらに調べると、他にも同じような境遇の方の記事がたくさん見つかり、これは大きな社会問題になっているぞ、とも思いました

記事作成の目的

私もぺんたん様と同じように、自分の置かれた状況をたくさんの方に知ってもらって、注意喚起したいと思いました。

しかし、記事を書いても、限られた範囲でしか効果は見込めないだろうと予想しました。

なぜなら、私が1番届けたい陰謀論に傾倒してしまった人は、陰謀論を否定する情報を自ら取りに行くことは一切しません。

ある種の洗脳を受けた状態のようで、フォローした陰謀論アカウントからの情報ばかりを信じ込む傾向にあります。

しかも、ツイートにあるリンク先の情報を、きちんと読んで内容を確認することは、ほとんどないようでした。

これは、母の様子や調査用アカウントからわかっていました。

そこで執筆した記事に、2つの工夫を施しました。

【工夫1】
記事タイトルの「失くしました」とすべきところを、”ひらがな”表記にしました。これによって、ワクチン接種で母を「亡くした」記事、とも意味が取れるようにしました。

【工夫2】
さらに、記事冒頭を表示する機能がある場合に備えて、陰謀論支持者が好む言葉をキーワードとして文頭に入れました。

これからの工夫によって、デマや陰謀論を信じてしまった人や、悪意を持って誤情報を流している人の目に触れることを期待しました。

反響と反省

上記の工夫と、Twitterでの活動により、いわゆる反ワクチン派界隈に私の記事が流れたようです。彼らからのコメントをいくつか見つけました。

考え直してくれるような内容であればもっと良かったのですが、残念ながらそれは確認できていません。

また、私の工夫はいわゆる「タイトル詐欺」や「釣り」といわれる手法であり、この点でお叱りをいただきました。

ご指摘については、ごもっともであると思います。不快に感じられた方に対しては、謝罪いたします。
大変申し訳ございませんでした。

今後

私が伝えたい層の方々に、私の思いがある程度届いたと感じています。
前述の批判もあることから、しばらくしたら私の活動はいったん停止するつもりです。

たくさんの反響の中には、励ましや応援の言葉も頂きました。素直に嬉しかったです。
ありがとうございます。

しかし、私の母はデマや陰謀論から抜け出せていないので、どうしても寂しさを感じます。

母はまだ孫と会えていません。

デマを流して利益を得ている人間が、私は本当に憎いです。

最後にお願いです。

もし、あなたが私と同じような境遇になってしまったら、いったん相手と距離を置いてください。
そして、あなたも相手も、一度冷静になってください。


全く解決にはなっていませんが、まずは両者にとって最悪の事態を回避すべきだと思います。

忘れてはならないのは、すべての元凶は悪意をもってデマを流している人間です。

陰謀論に染まった人は、家族のためを想い、不安を解消するために、自ら調べた結果、誤情報に行き着いてしまったのです。

私の場合、母の近くにいる父や、心優しい妻のおかげで、私と母は事務連絡程度はできる関係で留まることができています。

今は産まれたばかりの子供の育児に専念し、時間をかけて母との関係を修復したいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。