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リモートワークで変化した組織カルチャーづくり-カルチャーは1日にして成らず

こんにちは、インナーブランディング担当ミヤモリです。気がつくと、会社から原則在宅勤務の連絡があった2020年2月27日から1年。社内向けのインナーコミュニケーションのあり方を、本当によく考えた1年でした。インナーブランディング担当として、このウイングアーク1st公式noteの立ち上げや、社内向けのウィークリーメルマガ配信をスタートするなど、今起きていることを発掘して届けることにまい進した1年となりました。

インナーブランディングの活動は、こちらのnoteでも取り上げてきたので、

今日は、私が所属しているウイングアーク1stのカルチャーコミッティという組織横断プロジェクトで実施してきた、オンラインでのインナーコミュニケーション施策についてお届けします。

1. カルチャーコミッティとは?

カルチャーコミッティは、ウイングアーク1stの組織カルチャーづくりを推進するために、2018年度より活動しているプロジェクトで、当社のコアバリューや行動指針の社内浸透を活動のゴールとしています。

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▲ウイングアーク1stのコアバリュー
詳細はこちらからも

大きな活動でいうと、コアバリューについて身近に感じ、もう一歩理解を深めるためにオリジナルでつくったワークショップ、その名も「コアバリューセッション」を全社員向けに実施しています。組織・年齢・役職ごちゃませで30名程の小グループで開催し、これまで入社後6か月以上たった人を対象に30回程開催してきました。対話やグループワークで構成されている4時間のワークショップで、コアバリューの理解を深める他、業務では接点のない社員のナナメの関係をつなぐ役割も果たしてきました。私自身もそうですが、組織が大きくなるとなおさらですが、社内に顔見知りが増えると心強く感じるものですよね。

このほか、役員との対話セッション、部門間の交流セッションなどを実施してきたのですが、いずれも、オフライン開催のスタイルで企画されていたこともあり、リモートワークで大きな影響をうけました。

2. リモートワークでどのようにカルチャーは醸成していくのか

「社内でふと顔を合わせたときの雑談が恋しい」、「漏れ聞こえてくるオフィス内の楽しいやりとりが聞こえない」、「業務で接点のない部分の情報が極端に少なくなった」など、これらは、よく聞かれるリモートワークあるあるですよね。こうした日常の積み重ねで培ったカルチャーや組織への帰属意識は、「リモートワークで薄れてしまう!」と心配になりますが、「何とかせねば!」とその場しのぎの施策をうったところで太刀打ちできるものではないんですよね。

3. カルチャーは1日にして成らず

「カルチャーは1日にして成らず」冷静に考えると当たり前のことなのに、リモートワークが始まったころは、なんとなく焦っていたな…この1年、インナーブランディングやカルチャーコミッティ担当として、様々な施策を重ねる中で、ようやく実感しているのは、従来のオフィス出社時代以上の丁寧さ繰り返しで「つながり」がちゃんと育っている、ということ。丁寧さというのは、オフラインのように目の前で反応が見えないので、念入りな場づくりをすることで、画面に向かって1人話すことに対してなんとなく不安になってしまう自分たちへのケアも含んでいます。例えば、全社向けに配信をする際は、最初にチャットで場を温めたり、配信が終わってもウェビナーを終了せず、アフターセッションというリラックスの場を設けたり、この1年で数々の工夫がみられるようになりました。

4. 役員と創るウイークリーモーニングセッション

カルチャーコミッティとして行ったインナーコミュニケーション施策の1つが、モーニングセッション。毎週火曜日の朝30分間、役員が持ち回りで配信を行うんですが、2021年2月現在、サードシーズンに突入、これまで約30回程開催されてきました。

ファーストシーズンは、ビジネスにも大きなインパクトを与えていた新型コロナウイルスの影響が、役員が担当する事業や業務にどのようなインパクトがあり、経営視点でどのように受け止めているのかを率直に社員に伝える時間にしました。その後は、コアバリューである「Build the Trust」をテーマに、社内外からゲストをお呼びし、役員がファシリテータとなり進行したセカンドシーズンを経て、現在では社内の様々なプロジェクトにスポットライトをあてるサードシーズンが進行しています。

テーマはカルチャーコミッティメンバーが、社員目線でその時々で聞きたいことを役員にリクエストするという形をとっています。実は、全社員で役員の話を聞く機会は、リモートワークが始まる前は、年に1回だったので、オンラインでの配信スタイルになり、拠点間の格差もなくリアルタイムに経営陣の声が聞けること、Zoomウェビナーの投票機能を使って「社員が今どう思っているか」を聞くなど、とても有効な機会となっています。

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▲新年拡大版では役員が勢ぞろい

5. 新しい仲間を迎えてのウエルカムナイト

新しく入社した仲間、配属先の部門のみなさん、役員のみなさまをお誘いし集うウエルカムナイト。リモートワークに入る前に、一度だけオフラインで開催したことがあったのですが、ようやく1年ぶりにオンラインで復活となりました。従来のオフィス出社時代は、ふとしたことで業務接点がなくてもナナメの関係って自然と生まれてましたよね。リモートワークになってからは、業務以外で接点のない人との関係が育っていかないという声をよく聴いたなという方も多いはず。

このウエルカムナイトでは、一方的な自己紹介ではなく、その後も双方向に関係を育ててほしい!という願いを込めて、「共通点」を会場内に募り、趣味や、好きな食べ物、出身地などの共通点からつながってもらう、お見合い大作戦のような企画になっています。

映画MERVELとお菓子作りが好きな松村さんをご紹介中の様子

司会のたんたん:「映画MARVELが好きな人いますかー?」
会場:反応なし
司会のたんたん:「お菓子作りも好きなんですね」
社長の田中潤さん「すきです」とチャットで反応
私の心の中:「え、潤さん、お菓子作りがすきなんですね笑」
社長の田中潤さん:「MARVELです」とあわててチャットで反応
社長の田中潤さん:あわてて声でも「MARVELのことだから!」と反応
会場:笑いあふれる

とこんな感じで、終始笑いと新たなつながりがあふれる時間となりました。

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▲ウエルカムナイトカンパイの様子

余談ですが、今回はバーチャルオフィスoViceを使って開催しており、テーブルを中心にこぼれ聞こえてくれる会話で興味のあるものに、のぞき込む感覚で会話の輪の中に入っていけるので、社員間のナナメの関係を作っていきたいイベントにはとてもおススメです。

6. さいごに

リモートワークのゴールはこのスタイルが定着することではなく、そういった働き方の中でも、企業として最大のアウトプットが出せる組織であるということ。私たちのコアバリュー「Build the Trust」は、ウイングアーク1stのDNAともいえるもので、相手から絶対の信頼を得るために、常に期待値以上の結果を出し続ける事を大切にするというものです。創業以来、お客様やパートナー、社内の仲間と特別な信頼関係を創り、信頼の輪をつなげる事でビジネスを拡大してきました。この特別な信頼関係をより強固なものへと、カルチャーコミッティのチャレンジはまだまだ続きます。またその様子をお届けしますね。

こちらからもウイングアーク1stの様子ご覧いだけます!


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