見出し画像

【二次創作者】「感想ください」に+αするべきあれこれ

今日は一人でも二人でも既に読者がいて、「感想ください!」とアピールしている人向けのコラムです。お役立ち系というよりは、雑談系になると思います。


前提事項

まず「感想ください」って言ってるのがえらい。
感想募集って、多少は不安や恥ずかしさがありますよね。慣れている人でも、募集後に送ってもらえるか少しは心配になると思います。それを引き受けて、まず読者さんの心理負担を減らす行動を取ってるの、偉すぎるんだよなあ…。
感想送る側も、送って大丈夫な人かな?と不安な気持ちになりますので。募集されていると送っていいんだって安心できます。

と、個人的な主張でした。本題に行きます!


ただ「感想ください!」だけを言っていないか?

言い方が礼儀正しくないとか愛想が悪いとか、長いとか短いとかではないです。普段私が感想を送る側として思う、送りたい気持ちがあるのに送りにくいケースについての話をします。


こういう募集だと送りたいけど少し困る(私は)

「よかったら感想送ってください!」+匿名感想ツールのリンク

これだけだと少し困ります。
正確には、最初の数回は送るんですが、それ以降が困ります。

私も投稿者なので、何か作品を上げたら感想が欲しい気持ちはわかります。更新してない時でもあわよくば感想が欲しいし、何件貰えば満足するということも無い気がする。無限に欲しいよ!

でも送る側としては頻繁に「感想ください」とだけ言われてもネタが尽きる。すごく好きな作家さんなのに、やる気の元になりたいのに尽きる。一回目で好きな所をありったけ伝えてしまっていたりするし、その作者さんの好きなポイント、そんな短期間で変わらないですし。感想を書こうとしても、前回と同じような内容になってしまうので送りにくい。つらい。


こういう募集だと送りやすい(私は、そして多分多くの人も)

「クローズド・クエスチョン」にしたら送りやすいのに、と思います。

……どういうことやねん!
となった人は、もうちょっとお付き合いください。

まず私は、更新したら更新分の感想が欲しいです。このキャラこんな風に書いたけど読んだ人不快じゃなかったかな、意味は伝わったかなと心配になるからです。あと、普通に直近で頑張った事に対して労いが欲しい。

ここにヒントが!
つまり感想を募集する時、作品と一緒に「このキャラこんな風に書いたけど不快じゃなかったか教えてください。それから労いの一言もください」と書いたら、ただの「感想ください」よりは送りやすいかも(私は)

※クローズド・クエスチョンは、回答が限定される質問のこと。漠然と「何が好き?」と聞かれるより「林檎と桃どっちが好き?」の方が答えやすい。みたいな事です。

ただ、これを毎回、例えば週に一度募集して付き合ってくれる人がどれくらい残るかはちょっとわかりません。送る方の負担になりそうなので、私は毎回はやらないかも。フォロワーや界隈の雰囲気によりますよね。

でも既に毎回「感想ください!」だけのアピールを続けている人なら、「どの部分に対して言葉を掛けてほしいか」を添えるのは良いと思います。


①送り手側を刺激してみる


送り手の自己表現意欲を刺激してみるとどうかな。という提案です。

「この作品の中で、一番印象に残った台詞・場面があれば教えて下さい。一言だけでもすごく嬉しいです」

こんな文言+匿名感想ツールのリンクがあったら、個人的には何度目でも送りやすいなと感じます。

クローズドクエスチョンでありつつ、送る側の感性・表現(選択センス)が軽く発揮される質問だから楽しいかなと……私だけですか? 楽しいと思うんですが。

「褒めて!」よりは「あなたの意見が聞きたい」の方が、送る側の人格を尊重している感じというか。誰でもいいわけではない、あなたの意見が欲しいんだ!って伝わると思います。人はなんだかんだ「誰でもいい」「誰かの代わり」にされるとやる気がなくなりますよね。


②返信で相手をコントロールしてみる

少し不遜な小見出しになりました😳
※ある程度感想が来る人向けかも

・返信をする/しない でコントロールする
私はpixivと、ツイッター+匿名感想ツールを使っているのですが、pixivはほぼ返信しません。
これの狙いは、コメント欄を読者さんのテリトリーにするためです。pixivは元々返信しなくても良さそうな雰囲気があったので、こっちの作戦にしました。

メリットは、「読者さんが挨拶や敬語を省けるかもしれない」です。タメ口で突然独り言を一言書き残してもよい雰囲気だと、感想を書くハードルが下がるので、気軽にコメントしてくれる人が増えると考えました。
実際、ネタっぽいツッコミや作中の台詞に応答するコメントは増えた気がします。※ただし短編作品向きかも

また、返信しづらいコメントをスルーできるメリットもあります。展開予想系や、意味がよくわからないコメントが来ても安心です(小声)
返信しない主義の作者と思われていると、「返事がないけど変な事書いちゃったかな!?」と読者さんが気に病む可能性も消せます。

ただ、作者がいつも無視するから送る気なくなった……とならない為に、時々まとめてお礼を言ったりは、した方が良いかなと思っています。


・相手に近い熱量で返信してリピートを狙う
匿名ツール経由など、一対一の場所でご感想を頂くこともあります。私は、これらには必ず返信しています。
絵文字を使う人にはこちらも絵文字を使い、感嘆符(!←これ)を使う人には同じように「!」を使い、改行の具合や「……」の頻度なども雰囲気を少し真似して相手に近いテンションで返信します。

理由は自己満足でもあるのですが、送ってくれた人が安心して次も送ろうと思ってくれるようにやっています。送った文章と返信に温度差があると不安になるかなと思いまして。

ただし、あまり下手に出すぎないようにも気を配っています。

これは、もしかしたら微妙すぎる話かもしれないですが、「感想すごく嬉しいけどあくまで二次創作は自己満足でやっているので」というスタンスを常に微量匂わせるのであります。
これも、理由は最初はなんとなくでしたが、恐らく「送る側に負担を感じさせないように」という意図だったかも。

作者の感想嬉しい圧力が強すぎると疲れそうじゃないですか? この人感想の為に投稿してる~読んだら感想送るのが義務~みたいになって疲れて離れてしまうと嫌だなと。実際の効果はわかりませんが、個人的には意味があると思ってます。

読者にコントロールされる作者のことを、読者はあまり好まないような気がします。「力強く導いてほしいのに、リーダーがやたら媚びてきたら不安」みたいな現象かなと。


③匿名で送れるようにする

私は感想を送る時、ほぼ匿名ツール経由でしか送りません。直接やり取りするのが苦手です。
なので、何度も「感想送りたかったけど匿名で送る方法がなくてやめちゃった」という経験があります。こういう人、少なくないと思ってます。あとは、どこにリンクがあるか探して面倒くさくなって挫折、も多いです。

ということで、作品を読んでもらったら、なるべく少ないアクション数で匿名感想ツールに飛べるようにすると感想を貰える確率が上がるのでは?と思います。

・作品のキャプションに毎回匿名用リンクを貼る(感想ください系の言葉を添える)
・プロフィールやトップの目立つ所にリンクを貼る

こういう工夫はした方が良いと思います。
勿論これは作品を最後まで読んでもらえて、感動を与えられた場合にのみ効果がある事ですが。

少し脱線したかもしれない(まとめ)

結局有効なのは、

・送る側の負担を可能な限り減らす
 コメントしやすい気安い雰囲気にする(作品にコメディ混ぜたり)
 匿名ツールを導入する
 感想を書くまでの手間を少なくする
 何を書いたらいいか悩ませないようにする
 など。

・読者数が増えると感想も増える(結局これ)
 最後まで読んでもらえる作品を書く
 読んだ後に感動が残る作品を書く

こういう事だと思います。

作品の完成度に自信があるけど感想が来ない、という人は、表の上の項目を考えてみると改善の余地があるかも。感動したけど話しかけづらくて感想を送れない、というケースもあると思います。

下の項目は「だからそれをどうやるんだよ」と思われるかもしれないですが、そもそもこれらを満たさずに「作者に伝えたい感想」は発生しないので……。
(「面白くなかった」「途中で読むのやめました」とわざわざ言ってくる人は、女性向け界隈ではあんまりいない気がする)

なので私としては技術を磨こう!という話になってしまいます。感動の作り方は私がいつも研究していることで、今後も記事にして共有していきますので、よければ一緒に修行しましょう。私も頑張ります。

あとは、まだファンが多くない方は感想が少なくても当然ですので、あまり自分のせいだと思わず「これからだ」と気持ちを緩めてください。研究し続ければ段々増えるはず。ある日急にヒットして、それ以降全体的に閲覧数が増える、というパターンもあるでしょうし!


さて、唐突に始めましたが唐突に終わります。主に個人の体験談になりましたが、何か参考になれば幸いです。
今後も何か役立つ情報をお出しできるよう勉強してきます!また次回。

(ハウツー系記事↓)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?