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積み重ねる。

数ヶ月前にこの本を読んだ

Instagramかnoteで紹介されていて、出会ったと記憶している
読んでみて、学生の頃にこの本と出会いたかったなと思ったため、大学図書館で働いている私はこの本を学生向け図書のひとつとして推薦し、配架されることになった
この本を選んでくれる学生はいるだろうか
ひそかな楽しみである

*

選ばれないことの苦しみと選ぶことの苦しみ
前者は何度も経験があるが、後者についてはこれほどまで苦しいとは思いもしなかった
今夏、痛感

人を選ぶ側という話ではなく、仕事での選択の話

*

八月は悩みに悩んで
結局、
こたえを見つけることは、
決断することは、
選択することは、
できなかった
とても苦しかった

悩むと、自分を大切にできない
ということも思い知った

正直な話、給与面での迷いが生じ、今の会社を辞めるか、同業他社(公共図書館)へ行くか、二択で悩んだ
上司に相談したら、異動の話も加わり、まさかの三択になった

*

まずは、採用してもらった同業他社へ行くことは辞退した
時間を作ってもらい、この業界に入ってまだ半年しか経っていない私を選んでくれたことはとてもありがたく、感謝している

*

折角、選んでもらったのだが今の会社で続ける、という選択をした
理由は、大学図書館で働きたいという思いを捨てられなかったから
じゃあ何故、他社に応募したんだ?ということになるが、先のことが不安になり、給与面にひかれ、勢いで応募しちゃった…というのが正直なところ
自分でも勢い良過ぎるだろ、と思う
そういうとこ、ある(反省…)

けれど、自分の働きたい場所が何処か、自分の思いを知ることができてよかったと思っている(自分勝手…)

採用していただいた企業には本当に感謝しているのと同時にごめんなさいという気持ちでいっぱいです…
またふりだしに戻り、最初から選考しなければならないということがどういうことか、わかっているからこそ胸が痛かったです

*

次は、異動か現状維持か

長期夏季休暇があったので休暇明け、返事をすることになっていた
悩んでいると、感性も鈍る
気分転換に何処かへ出掛けたいと思っても、そこでも、迷ってしまう
何処へ行けばいいのか、決められない、選ぶことができない

"何かに背中を押されたい"
そんなことを常に思っていた
だれか、わたしに "こたえ" をくださいと…

友達数人にも話をした
彼女たちからのアドバイスはとてもありがたかった
(親身になってくれてありがとう!)
相談した後、最後に決めるのは自分、ということを突きつけられる

映画でも観たら、何か気付きがあるだろうか
そんなことを思い、以前より気になっていた『君たちはどう生きるか』を観に行った
集中力の欠如もあってか、心にグサグサと刺さるかと思いきや、見出せなかった…
何を期待しているのだ?と嘲笑ってしまう
自分の思うようにはいかないものだ

最後の二択は、結局、選択・決断ができなくて、いや、覚悟がなくてと言った方が正しいかもしれない

現状維持を選んだ

*

その選択をした数日後、リーダーをやらないか、という話を上司にされ、驚きを隠せなかった
このタイミングは、何…?
さすがに、入社して半年の私には荷が重く、現在のサブリーダーが適任ではないかとその場で断った
サブリーダーであれば、快く引き受ける、とも伝えた

しばらくして、また上司と面談をした
現在のサブリーダーは今のままがいいとのことで、私に再度、リーダーをやらないか、と話があった

*

自分の気持ちを伝えることは大切だけれど、自分の思い通りに事が進むとは限らない
目の前の選択・決断の積み重ねで今の自分がある、ということをよくよく考えてみる

リーダーをやるか、やらないか
正直なところ、自信があります!なんて言えないけれど、この流れに身を任せてみようと思った
私だから、この話をしているという上司の言葉
その言葉はとてもありがたく、自分を信じてみようと思った

そんな風に、考えるようになってから、モヤモヤしていた気持ちから解放されつつある
現状を変えたら、何かあたらしい発見があるかもしれない
また別の問題に直面するかもしれない

その時はまた自分なりの選択をして、自分の人生を積み重ねていこうと思う

仕事を選ぶことは、生き方を選ぶこと

ドラマ『転職の魔王様』


Summer, 2019


|あとがき|
今日は秋分の日
ひとつ区切りのとき
月は上弦

この区切りの日に更新しようと決めていました
noteを始めてちょうど一年
昨年、前職を辞めて時間に余裕ができて始めたnote
一ヶ月に一度は更新すると決めて、フィルムカメラで撮影した写真とともに綴ってきました

写真とともに、"想いを綴る" ということはやってみたかったことのひとつ
これからもマイペースに綴っていきます◎

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