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都城華礼・開発秘話01「コロナウイルスで宮崎県都城市の焼肉店が危機的状況に」 #都城華礼

宮崎牛のモモ肉をたっぷり180 グラム、隠し味に宮崎名産マンゴーを使い、さらにはグルテンフリー仕様に仕上げ、金箔付きで木箱に入った、贈答用に特化した日本一高級な宮崎牛レトルトカレー「都城華礼」。
現在は、ECサイト(https://miyakonojocurry.stores.jp/)と宮崎県都城市のふるさと納税の返礼品(https://yakinikuto.jp/curry/)として出品しています。

開発秘話をプロジェクトの中心となった恵島良太郎氏へのインタビューで振り返ります。

恵島良太郎(えじま りょうたろう)
1976年宮崎県生まれ。大学卒業後、システム開発会社、コンサルティング会社を経て2004年株式会社ROI設立。『ファンくる』をリリースし、主力事業へ。
2012年にマレーシアに進出のためクアラルンプールに移住。マレーシア進出支援事業と現地での外食事業も開始。2017年株式会社ROI代表取締役を退任、マレーシアを中心としたグローバル事業へ集中する。現在オーナーとして日本とマレーシアで7社を経営。

ーー早速ですが、日本一高級という言葉がかなりのインパクトですが、どういった経緯でこの「都城華礼」はできたのでしょうか。

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恵島:私は日本とマレーシアのデュアルライフ(2拠点生活)を約10年しているのですが、一番のきっかけはなんといってもコロナウイルスですかね。

ーーやはり、ビジネスにおいてもいろいろと影響がありましたか?

恵島:自分の場合はリーマンショックや東日本大震災なども経営者として経験しているので、ある程度は想定していましたが、一番はマレーシアがロックダウンで入国できなくなったことですかね。

一カ月の三週間はマレーシア、残りの一週間の平日を東京、週末を実家のある宮崎県都城市で過ごすという生活をしていたので。

ーーそうですか・・・メインで暮らしている家に帰れないって辛いですね。

恵島:しばらく東京のホテル暮らしなどをしていたのですが、いい機会なので家族全員で地元の宮崎県都城市に部屋を借りてしばらく、のんびりと過ごすことにしたんです。大学進学で上京してからは地元にこんなに長く滞在するのはまさに初めてでした。
で、ここから焼肉屋の話になるのですが・・・

ーーえ!?焼肉屋さんですか?

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恵島:はい、まさに都城華礼を開発するきっかけです。実は、自分が過去に焼肉屋の店長をしていたこともあって、都城市で弟と焼肉店を経営してるんです。

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恵島:ちょうど、2周年を迎えてさらに売上アップを目指そうと、駐車場を大きく改装してBBQができるテラス席を作ったんですね。そのオープン直前にコロナウイルスのニュースが飛び交いだして、折込広告を入れてたんで予定通りオープンしたんですけど…

ーー飲食店は大打撃ですよね。発生当初は情報も少なかったし、見えない敵を相手にしている感じでしたし。

恵島:地方は地方なりの問題もあって、みんな顔見知りじゃないですか、だからウイルスに感染するとどこの誰?ってなるし、おじいちゃんおばあちゃんなど、ご年配のかたとひとつ屋根の下で暮らしているような家庭も多いので、外食というか外出することも恐れてる感じで。

ーーなるほど。でも焼肉店の売上低迷からカレーって結びつかないんですけど(笑)

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恵島:最初はテイクアウトとかデリバリーとかを考えて、焼肉弁当を販売したりしたんですけど、日々の売上をカバーできるほどではないし。焼肉屋なんで家で焼ける焼肉セットとかも考えたんですけど、宮崎県は普通のスーパーや精肉店でもBBQセットの美味しいやつ売ってるんですよね。
都城市は肉用牛、豚、鶏を合わせた畜産産出額が日本一を誇る畜産のまちなので。

ーーそうなると、焼肉のテイクアウトとかデリバリーは難しそうですね。それで通販でレトルトカレー?ここも結びつかないんですけど(笑)

恵島:焼肉がダメだってなって、じゃあこの肉を加工して何ができるかなって。焼肉屋のメニューを見てた時にカレーとシチューが目に入ったんです。

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恵島:焼肉屋なんですが、お通しとか〆でこの二つを出すと喜ばれることが多くて。これを焼肉弁当とあわせて丼にしてテイクアウトやデリバリーでも販売してみたんですけど、あくまでもお弁当なので高いと売れないじゃないですか。何杯売れば焼肉店と同じような売上になるんだって。

ーーたしかに、ランチのお弁当などで払う金額はたかが知れてますし、結構な杯数を毎日売らないと厳しいですね。

恵島:企業に大量発注を狙って営業などにも行ったのですが、田舎なのでテイクアウトやデリバリーができるエリアとなると限られてますしね。あぁ、もうこれは通販やるしかないなと。

ーーでも、飲食店が通販始めるって簡単に言っても結構大変なことですよね。

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恵島:そうですね。普通なら簡単に手を出せる事ではないと思うんですが、実は私IT系なんです(笑)
もともとプログラマー出身で、覆面調査のWEBサービスで起業したことがあるんです。せっかく地元暮らしで時間もあるし、思い切ったことをやろうと。

ーーおぉ、急展開ですね。それでレトルトカレーの通信販売が「都城華礼」につながるわけですね。

恵島:でも、とにかく時間がない。今、困ってるわけですから時間との勝負ですよね。「販売開始です!」ってなってコロナ終息して店が忙しくなってたら本末転倒ですからね。

▼絶賛発売中の日本一高級なレトルトカレー「都城華礼」はこちらから

ーー次、どうやって開発が進んでいったのか楽しみです!

今回のまとめ
・コロナでデュアルライフ(2拠点生活)をしていたが出国できず
・コロナで経営する焼肉店がピンチに!?
・テイクアウトやデリバリーは難しいから通信販売
⇒開発秘話2はこちらから



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