最短の手数で進める。
こんにちは。時人です。
私は最近、いままでの仕事や創作へのやり方を変えようと思っています。
いままでの自分はいわゆる凝り性で、気になったらとことん拘るタイプでした。
たとえば漫画制作では、出戻り修正も何のその、コマを足したりキャラクターの顔や台詞を何度も直したり、とにかくデータがめちゃくちゃになるくらい何度も修正を重ねていました。
そして、そのために他の生活が疎かになりがちでした。部屋の片付けとか、スキンケアとか、就寝時間とか、です。
でも、それって結局効率悪いな、と思い始めています。
まず、そうやって全力を絞り出して作ったものって、そもそも「良いもの」にはならないです。
こだわりは伝わるかもしれないけれど、必ずどこかでミスをしてます。
更に、自分に残るダメージも大きいです。体力も身だしなみも部屋の状態も、リカバリーに時間がかかります。
どうしてそうなるのかと考えて、ふと、自分の考え方のクセに気がつきました。
いままで自分は、何か作業をする時、「沢山手を加えてより良くしよう」と思っていました。
根っからの凝り性で、よく言えばマジメで努力が好き、なのでしょう。(自分で言うのも何ですが…)
何もしないよりも、した方が良い、少しでも良く仕上げたい、と思っています。
でも、その考え方は実は不正解で、逆の方がいいんじゃないか、と思い始めてきました。
「最小の手数で何とかしよう」というものです。
「締め切りまでの1日で、最低限どこを修正する?」
「一番早く描くには、どこから手をつけるべき?」
「今気になっている箇所は、本当に直す必要があるのか?」
とにかく、常に手数を減らすことを最優先します。その範囲で、最良の出来を目指すのです。
私は今まで、自分の手数はいくらでもかけられると思っていました。
でも、実際はそうではありません。そこにギャップが生じて、結果的に忙しくなると他の生活に支障が出てくるのだと思います。
時間は有限です。
特に、仕事以外のプライベートの時間は、貴重です。好きなことをする以外にも、身体を休めたり、家や自分を一定に保つための時間も捻出しなければいけません。
これらはいわゆる「固定費」のようなもので、無理して削るべきではありません。あとで必ずしっぺ返しが来ます。
(疲れて一日寝てしまったり、貴重な土日を部屋の片付けに費やしたり…)
時間は有限。であれば、自分が作業できる量も、おのずと有限になります。
最近、私は、仕事も創作もなるべく少ない手数で完成度を上げられる方法を考えながら進めています。
ここで、私のようなタイプは「少ない時間で」ではなく「手数で」とするのがポイントです。
「時間で」だと、タイムアタックのような気分になり、単純なタイピングのスピードや、書類を早く読もうとするなど「短距離走」的な努力に走りがちです。後から見ると、たいした時短にはならないし、消耗が激しいので長い作業には不向きです。
そうではなく、全体のコースどりから、そもそも走る距離を短くすることをイメージします。
今回のnoteも、最初に書きかけていた長い文章を丸ごと削除し、新たに短く書き直しました。
そのおかげで、修正も含めて予定内の時間に終わる見込みです。
(私のようなタイプは無意識に「文字数が多いほど価値がある」とはりきって長文を作りがちなので、注意したいと思っています)
そんなこんなで、「マジメに沢山やろうとするより、少ない手数でなんとかしてみよう」という気づきでした。
早く終わらせて、余力が残っていれば、それだけ新しいことをはじめられます。
結果的に、より多くの作品を描けたり、仕事ができると思っています。
今日のところはこのへんで。
時人
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