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お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人

読書記録です。

「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」



何ヶ月か前にNetflixで
『エミリー、パリへ行く』という
ドラマを観ました。

その中でフランスの文化や働き方
フランス人とアメリカ人の違いのようなものが
面白おかしく描かれていて。

興味を持っていたところ
この本が目に留まったので読んでみました。

もう20年近く前の本なのですが
日本とフランス人の
お金に関することだけではなく
働き方や子育ての違いについても書かれてあり
最後まで興味深く読めました。


特にわたしが見習いたいと思ったのは
フランス人は見栄を張らないところです。

誰かの家を訪問するときも
家の冷蔵庫にあるものでいつも作っているような簡単なスイーツを作る。
そしてそれを凝ったラッピングするわけではなくガサっとビニールに包み持参するなど。

日本の場合は手土産はどうしよう。
値段はどのくらいがいいかな?とか
食べたことのないようなスイーツを持って行ったら喜ばれるかも?!
などとあれこれ考えてしまいます。

流行のスイーツや
百貨店のデパ地下などに疎いわたしは
そういうのがほんとに苦手で。

気心の知れた友人の家ならいいのですが
初めて行く微妙な知り合いのお宅や
こだわりのある方の家にいくときは悩みます。

もちろん相手に喜んでもらいたいという気持ちもありますが
自分がよく思われたいとか
常識がないとは思われたくないという気持ちが少しあるのではと思ったり。

他にはフランス人は自分に買えないモノは欲しがらないこと。
日本人はブランドが好きですよね。
持っていると自信に繋がるという気持ちは
よく分かるのですが
あれもこれもとなるといくらお金があっても足りません。

少し前に
「身の丈に合った生活」という言葉をよく目にしましたがフランスではそれが当たり前なのかもしれません。


若いとき今より物欲がすごくあった頃
見栄をはるとお金がかかるというような言葉を耳にしハッとさせられたことを覚えています。

ほんとそうだな…と。

よく思われたいとかいいものを持ちたいとかは見栄からくるものだと思います。

自分がこれでいいと思えば次々新しいものも
たくさんのものを持つ必要はないので。

年齢を重ねやっとそういう金銭感覚をもてるようになったので
これからもフランス流で心豊かな節約をしていきたいと改めて思いました。


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